2022年01月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
Q:
最近ミウルスを飼い始めたのですが、情報が少ないのでわからないことがあって、教えていただけたらありがたいです。
今日ガーネットサンドを導入したのですが、砂量は多すぎるのでしょうか?画像の左側の一番高いところで4cmです。
また、底砂の掃除は毎週水換えの時プロホースで掃除しています。底砂を汚しやすいミウルスですが、清潔に保つためにしていることも教えていただきたいです。
厚かましく申し訳ありませんがよろしくお願いします。
ちなみにミウルスは4cm。40センチ水槽、外部式メガパワー2045上部式フィルターを使用しています。
A:
ガーネットサンドは種類によっては尖っており、ミウルスの肌を痛める場合があるかもしれないので注意が必要です。
砂の深さについてですが、うちは尖っていない川の砂を採集し潜ったときに腹が水槽の底に触れるほどの深さで敷いています。
肌を痛めることがあるので砂を敷かないベアタンク飼育をしている方もいますね。ただミウルスは砂に潜るのが大変好きな淡水フグですので、精神的なストレスになる場合もあるかもしれません。
ミウルスは淡水フグの中ではかなり神経質な性格ですので、1週間に1度の砂の掃除はかなりのストレスになるかも知れません。
なるべく刺激しないために、例えばミウルスから離れた場所の砂だけを洗浄するなど掃除の仕方には工夫が必要です。
砂の掃除は清潔に保つための大切なメンテナンスですが、ミウルスにとってはかなり嫌な事をされている認識になっていますので、出来るだけ嫌がられずに行うことがミウルスとうまく付き合うコツですね。
Q:
Guten Tag Toshiya. Ich habe eine Frage. Das C. IRRUBESCO Weibchen möchte ein Nest bauen. Das Weibchen war schon in der Pflanze und hat Eier verloren und gleich gefressen. Es möchte wieder in das Nest, aber das Männchen vertreibt es immer von der Pflanze.
Ist das Männchen noch nicht für die eier bereit? oder muss das Männchen das Weibchen jagen? Ich weiß nicht, ob das Männchen bereit für die Zucht ist?
Hoffe sie verstehen mich
Vielen Dank und liebe Grüße Ronny
質問があります。C. IRRUBESCO(レッドテールアカメフグ)のメスが巣を作りたがっています。メスはすでに植物の中にいて卵を産卵、すぐに食べてしまいました。また巣に入りたがるのですが、オスがいつも植物から追い払ってしまいます。
メスはまだ産卵する準備ができていないのでしょうか?それともオスがメスを追いかけなければならないのでしょうか?オスは繁殖の準備が出来ていないのでしょうか?
ご理解いただけると幸いです。
よろしくお願いします。
A:
送って頂いた動画を見る限り、相性の問題のようですね。
産卵場所となるレイアウトは大変良く出来ています。
レッドテールアカメフグ(C.irrubesco)の繁殖はかなりの数を行いましたが、繁殖の相手は同じ相手を選ぶ傾向がありました。
好みのパートナーは同じ年齢の個体を選ぶ傾向が強く、1年違っただけでも相手には選ばれない傾向があります。
あと、うまくペアになるよう、レイアウトや引き合わせるタイミングを飼育者がお膳立てしてあげて、うまく成立させる方法もあります。
そのためには個体の性格等を熟知し、タイミングよく引き合わせたり、オスが強い場合は普段メスを管理している側へオスを入れるなどしてメスを優位に立たせることでうまく繁殖することもあります。
もしくは、相手を変えることであっさり成功する場合もあります。
Q:
【前提】
・水槽:30cmx20cmx40cm
・生体:エメラルドパファー3匹
※タンクメイトでタイガープレコ2匹
・ろ過:スポンジフィルター&外掛けフィルター&投げ込み式フィルター
・底面:なし(ベアタンク)
・水草:エキノドルスホルマニー(鉢)、流木付きミクロソリウム、流木付きアヌビアス
・餌:クリル ※2日1回程度ビタミン剤付与
・水質検査:問題なし
・PH:7.2
【現在の状況】
3匹ともにエメラルドパファーの目が見えていない様に見える。
・現在は、サテライトに隔離(セパレートで3匹隔離)
・前までは、餌を近づけるだけで寄って来たが、今は餌を入れても口元までピンセットで運ばないと食べない。
・元気。食欲あり。
・目は飛び出ていない様に見れる。
【経過】
<1か月程度前>
タンクメイトとしてプレコを入れた。および、水質を安定させるためにフウの実を入れたタイミングでエメラルドパファーの食欲がなくなる。
⇒すぐに隔離水槽に移動。餌を目で追わなくなったため、目は飛び出てないように見られるも、塩浴(0.5%)および薬浴(グリーンFゴールドリキッドおよびアグテンを投入量の半分程度)を2週間程度実施。
※本水槽は、1/2程度に水替えを実施後。フウの実を取り除く。プレコはそのまま。その後は、5日間に1回1/3程度の水替えを実施。
<2週間程度前から現在>
薬浴か塩浴の効果があったのか食欲が戻り、元気になったため、サテライトに移動。ただし、目が見えていないように見られる症状は継続している。
※グリーンFゴールドリキッドをクリルに浸した薬餌を継続中。
【質問①】※今出来る対応について
・この後に薬浴等で視力を回復させる方法はあるのか。
※魚病薬は、アグテン、グリーンFゴールドリキッド、観パラ(粉末)は持ち合わせています。
【質問②】※今後繰り返さない様にするため
・原因は、水質の変化(フウの実の投入)だったのか。タンクメイト投入によるストレスであったのか。
アドバイス頂けますと幸いです。
A:
フグが失明する事例は過去に1度だけありましたが、残念ながら回復することはありませんでした。
目が白濁し一時的に見えなくなる場合は水換えの水質改善で回復しますが、綺麗な目のまま失明した場合の回復方法は残念ながらわかりません。
原因としましては、強すぎる照明、もしくはカメラなどのフラッシュ、目を傷つける尖ったものなどが考えられますが、3匹全匹となると原因は他にあるように思われます。
このように白濁した眼球の原因は、長期間の水換え不足、ろ過不足が原因です。
この状態からの視力の回復は可能。
水質検査薬で水質を調べながら多めの水換え(水槽1/2)で数日で完治すると思います。
もし今後わかることがあれば更新したいと思いますが、お役に立てず恐縮です。
Q:
2cmのころは安かったのに大きくなるとどうして価格が上がるのですか?
A:
フグを大きくするまでには、毎日の水換え、水道料金、夏冬のエアコン管理やフィルターなどの光熱費、エサ代、栄養添加剤代金等、多くの経費がかかっています。
また、成長に従って隔離などの必要もあるため、スペースの確保も問題です。場合によっては新たな水槽や隔離器具が必要となり、その間他の魚の飼育を控える必要もあります。
1か月間手元に置いておくのと、三か月間、半年間置いておくのとでは、それらの経費と毎日の世話の時間は大幅に増えていきます。
さらにいざ出荷できるようになっても、小さい頃でしたらある程度の数をまとめて梱包できるのですが、サイズアップに従って個別に特殊ビニール袋を用意したり、カイロ等も余計にかかるようになってきます。また外箱の発泡スチロール箱も大きなものに切り替えなければなりませんので、送料もがらりと変わってしまいます…。
出来るだけ安価に提供したい気持ちで運営しているのですが、どうしてもギリギリこのぐらいはという料金を設定させていただいております。ご理解いただけますようお願い致します。
Q:
種類:ショウテデニィ
・1.飼育期間:6ヶ月
・2.病症
とてもふっくらしていてエサをよく食べるメスだったのですが、いつからかエサを食べると咳き込むように吐き気がするためエサを拒否します。 その後は餌を食べず、主に床にじっとしています。
床にいる間のひれはほとんど動かず、他のふぐに比べて荒く呼吸しています。
エサは2日に1度JUNプレミアムクリルを主食として食べさせ、おやつにボウフラ、生きたエビを食べさせます。
現在も何も食べずにじっとしています.
以前にも同じ症状で一匹去っていきました。
前の相談文を見たらオメガ3栄養欠乏みたいでオトヒメS2の飼料を一緒にあげていますが、あまり食べません。
・3.pH、アンモニア、硝酸、亜硝酸の値:pH6.5、アンモニアNH3/NH4+0.20(ほぼなし)、亜硝酸塩NO2-0.005(ほぼなし)、硝酸塩NO3 12.5mg(やや高い)
・4. 水族館のサイズ:60 * 30
・5. 水温、水交換の頻度と量 : 水温 25.5、水交換 3日に一度 12リットル
・6.使用するフィルター種類 : Eheim 2215 サブフィルター + 2217 フィルター
・7. 混英語の有無(種類と数):Hypoptopomagulare 2匹、Brachygobius xanthimelas 5匹
A:
Q:
今後お迎えするバイレイ幼魚の管理方法を教えてください。
A:
■バイレイ幼魚が到着したら
まだ体が完全に出来上がっていない幼魚であるため、水温合わせ・水合わせ(特に水温合わせ)は慎重に行ってください。
とくに冬場は、水槽の水温と届いたときのビニールの中の水との温度差があるため2段階の水温合わせ を時間をかけてゆっくりと行ってください。
いきなりサテライトに入れて水温合わせと水合わせを同時にやってしまうと、急激な環境変化に耐えられずに死んでしまう場合があるので注意が必要です。
■給餌
アンモニアの発生を抑えるため、幼魚たちには半日の絶食の末に1日かけて輸送されています。
育ち盛りのバイレイは大変お腹を空かせているため、水温合わせ・水合わせが終わりましたら、たっぷりと餌をあげてください。冷凍アカムシ、イトメを好みます。
■バイレイ幼魚を管理するのに必要なもの
・サテライトL
幼魚を管理する特殊な2リットル容器です。セパレーターで3区画(最大4区画)に隔離可能で、体長4㎝くらいになるまで管理出来ます。餌を食べたかどうかを確認しやすく食べ残した餌も片づけやすいため、幼魚の飼育には必須といっても良いでしょう。
いきなり広い水槽に放ってしまうと、きちんと餌を食べているかどうか確認出来にくく、毎日の状態管理が困難になります。
・幼魚が寝たり隠れたり出来る水草
幼魚が休んだり寝たり隠れたりできる場所が必要です。また水草は水質の浄化にも役立ちます。
ウイローモスやマツモなども使えますが、容器全体に広がりスポイトに絡まりにくくてメンテがし易いナヤスが特におすすめです。
・ラムズホーン
幼魚が食べ残した餌や腐敗した餌を好んで食べて片づけてくれます。また、水槽のぬめりも食べてくれるので容器内を清潔に保つことができます。
さらに卵を沢山産み、孵化した稚貝はフグ幼魚の餌にもなります。しかしバイレイは魚食性が強く貝類はあまり食べない傾向があるので、一緒に入れておいても襲われることが少ないです。
他に必要なものは、残った餌や糞を取り除く稚魚用スポイト、バイレイが好むpH8.0-8.5の水質に変化させるサンゴ片などです。
■餌
餌はビタミン液に浸した冷凍アカムシ、うちでは富城物産のアカムシを与えています。アカムシは与えるメーカーが変わると食べなくなる場合があります。
イトミミズは、与える10分前にビタミン液に漬けてから与えています。他に小魚、ヨコエビや小エビなども食べると思います。
■水質
バイレイが生息するメコン川本流の水質はpH8.0-8.5の弱アルカリ性です。
酸性に傾くと拒食してしまうので、サンゴ片を水槽に入れておくとよいでしょう。
ロカボーイの中にサンゴ片を詰めてこのような感じで使うとバイレイに適した水質にしてくれます。
Puffer's SHOPにて販売予定ですので、購入して頂く事も可能です。
■バイレイの気性と混泳
バイレイは気性が荒く2cmくらいにまで成長すると喧嘩が始まります。また魚食性も強く、小魚も襲って食べてしまいます。
弱い個体を傷つけたり死なせてしまうこともありますので、サテライトのセパレーターを用いて1匹ごと隔離し、単独管理されることをお勧めします。
2021年12月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
Q:
アベニーパファーの拒食について質問です。
1年半ほど幅34×奥行17.5×24のオールインワン水槽で飼育しているアベニーパファーが急に今まで食べていた冷凍アカムシを食べなくなってしまい、6日が経ちました。餌が欲しいようで近寄ってくるのですが、アカムシを差し出しても餌だと認識していないようで食べてくれません。今日ブラインシュリンプを与えてみたのですが、口に入れるものの吐き出してしまいます。このような状況で試せる方法はありますでしょうか?また、試して見る価値のある餌はあるでしょうか?お忙しいところ恐れ入りますが、答えて頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
追記:見た目からは病気があるようには見えず、泳ぎ方も異常はないようです。
- 追加情報1 -
今まではヒカリのクリーンアカムシミニキューブを溶かしてそのまま与えてきました。他に添加はしていません。
今朝1本だけアカムシを食べてくれましたが、その後は食べないようです。
追加の情報として、水温は27°C(水温計の正確性を鑑みるとプラスマイナス0.5°C)です。また、給餌は朝夜2回です。
- 追加情報2 -
関係があるのか判断はできないのですが水質で一つ思い当たったことがあります。それは、今まで水道の原水をカルキ抜きして換水していたのを、最近になって浄水をカルキ抜きして換水するようになった事です。餌をあまり食べなくなった時期とピッタリ被っている訳では無いのですが、これも何かしらのストレッサーになっているのでしょうか?もし思い当たる点がございましたら明日でも構いませんのでお返事頂けるとありがたいです。よろしくお願いします。
A:
拒食の原因は、浄水した水にカルキ抜きを使用されたことによるものだと思われます。
カルキ抜き剤の成分である【チオ硫酸ナトリウム】は、熱帯魚にとっては有害です。
カルキの入った水道水に使う分にはカルキと中和して無害なのですが、浄水した水にはカルキが入っていないため、カルキ抜き剤を使った場合、中和されずにカルキ抜き剤の成分である【チオ硫酸ナトリウム】が残ってしまいます。
対処方法ですが、水槽の水を半分交換、次の日も半分交換して、水槽内の【チオ硫酸ナトリウム】の残量を減らしていきます。その後は通常通りの管理で大丈夫だと思いますが、今後は浄水した水にはカルキ抜きの使用は厳禁ですので、お気を付けください。
Q:
寄生虫カマラヌスを完治されたことがあると聞きましたが、どのような治療法か教えてください。
A:
日本ではカマラヌスに有効とされる薬[※後述]が入手出来ないので、ダメもとで代用として虫下しの薬効があるという漢方薬(海人草:カイニンソウ、別名:マクリ)を探し治療して完治しました。
カイニンソウに含まれるカイニン酸が線虫を興奮させるため、煮だしたカイニンソウのだし汁を入れたときに一斉にお尻から大量に現れます。その後、出て来た線虫を麻痺させ駆除します。
麻痺するとお尻から大量のカマラヌスが飛び出し花を咲かせたように広がります。その状態で煮だしたカイニンソウを使い続けると赤かったカマラヌスが透明になってきますので、死んでいく事が目視で確認出来ると思います。
やかんでカイニンソウを煮出し、冷めたらカイニンソウごと煮だし汁と共に水槽に入れます。
濃度や回数は治療の魚の状態やカマラヌスの数や状態を確認しながら調整しました。
水槽の水18㍑あたりカイニンソウ6g使用
カマラヌスが赤色から透明に変わるのに、約10日間かかりました。
薬を入れることにより、魚、エビ、貝などが不調になったりすることは確認されませんでした。
細かく砕いたカイニンソウ自体を食べる魚でしたら、効果は増します。
またエビやカニなどを食べる魚の場合は、エビやカニにカイニンソウを食べさせてから餌にすることにより効果は増します。
カマラヌスの先端についているのはおそらく卵だと思います。
これを水槽内にまき散らして、また魚の中に入っていくのではないかと推測。
酷かも知れませんが、このような状態のときは魚ごと処分したほうが良いかも知れないです…。
私のところは餌用に買ったグッピーが原因でした。別水槽で増やしているときにカマラヌス発覚。
まだ生餌として与える前でしたので被害は最小限ですみましたが、フグにも感染はするそうです。
その後、そのグッピーたちは完治して、今うちにいる100匹近くの子は治療した個体の子孫たちです。
再発は確認されていません。
※ドイツのセラ社のネマトールという薬品はカマラヌス治療用の良薬ですが、現行法ではネマトールに入っている成分の一部が認可されておらず、輸入が出来ないので入手が困難です。
稀にヤフオクなどで販売されていますが、高価です。
うちでも数本在庫がありますのでお困りの時にはご相談ください。
Q:
お疲れ様です。
こちらで3匹譲り受けたうちの1匹がサイズも小さくエサをうまく食べれてないのでサテライトに移したのですが…転覆病?ひっくり返ったり横向いてばかりいます。
何か対策ありますでしょうか?元々エサの食べ方が下手な感じで気にはしてたのですが。
京都淡水フグ繁殖研究所さんでもこのような事例はありますでしょうか?よろしくお願いします。
45センチスリムに3匹とヤマトヌマエビ数匹で管理
ph6.5〜7
水温26℃
エサはこちらで購入したおとひめS2を主食に週末冷凍アカムシです。
気になるのは他の2匹が少し大きくなり見れてない時にいじめやストレスがあるかもしれません。
水質等は他の水槽も複数管理しているので水換えも問題ないと思うのですが…
お時間ある時に考えられる原因、対策、対処法などご教授願います。
A:
ショウテデニィ特有の症状なのですが、驚かせたり(網で掬った、メンテで流木がぶつかった、掃除道具と接触)すること等で、一時的にショック状態となり、うまく泳げなくなる個体がいます。対処方法はサテライトに隔離して落ち着かせることなのですが、今回の症状は逆にサテライトに入れる際に、もしくは入れたことによってショック状態になったのではないかと推測します。そういった場合はサテライトの中をその個体にとって落ち着いた環境にすることで自然におかしな泳ぎはなくなり安定してくると思います。
サテライトに水草をたっぷり入れて安定(安心)させる事で症状は治まります。環境に馴染むと餌も普通に食べるようになり、泳ぎも普通に戻ります。この症状によって死亡することは通常ありませんが、一度この症状を起こした個体は持病のようになってしまい、たびたび発作的に同じような症状に陥る場合があります。
2021年11月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
Q:
お世話になっております。
7月に譲っていただいたショウテデニーがどの子も6.5cmを超えてきました。
現在60cm水槽で管理しているのですが、オスと思われる小型個体が縄張りを主張しはじめました。
またメスと思っている大型個体の1尾もオスほどではないにしろ、他の個体を追い払う動作を見せはじめました。
そこで質問なのですが、ショウテデニーのテリトリー及び小競り合いは♂♀関係なく発生するものなのでしょうか?
A:
ショウテデニィの同種への攻撃や威嚇などは、傾向としてはオスがオスに対して行うことが多いですが、メスにも行うこともあります。メスが攻撃するケースもまったくないわけではありません。
相性は運ですが、もし小競り合いが増えた場合は、水槽内を流木で複雑にレイアウトすることで回避出来る場合もあります。
それでも喧嘩する場合には水槽サイズを大きくし、さらに流木で複雑にレイアウトします。
標準60㎝水槽の場合だと4匹くらいが最適だと思います。
ショウテデニィは、土管や人工的なオブジェクトには入らない傾向がありますので、流木を強くおすすめします。
また、流木で喧嘩は一時的に緩和できることもありますが、繁殖行動を迎える頃には喧嘩がより一層激しくなる事もありますので、どうしても相性が悪い場合は隔離するのが一番安全です。
比較的大人しいといわれているフグですが、争いで死んでしまうケースもいくつか報告されています。
喧嘩防止のため流木で複雑にレイアウトした水槽の例を写真で紹介します。
Q:
フグを購入したところ、冬場ですので通常よりもしっかり水温合わせをしてくださいと返答があったのですが、具体的にどのように行えば良いでしょうか?
A:
冬場は24時間カイロを入れて梱包しておりますが、どうしても到着時の水温は20度弱まで低下してしまいます。
到着したフグが入ったビニール袋の水温と、お入れになる水槽の水温の差がかなりあるようでしたら、まず水槽とビニールの中間の水温で1時間水合わせ。
その後、水槽の水温でさらに1時間の水合わせを行う、【2段階水温合わせ】を強くお勧めします。
例)
到着したときの水温が18℃、水槽の水温が28℃の場合。
この例ですと温度差は10℃ですので、バケツなどの容器に温度差の1/2の水温にあたる23℃の水を入れたバケツに生体の入ったビニール袋を浮かべ、1時間の水温合わせを行います。
その後、生体の入ったビニール袋を水合わせを行う水槽に浮かべ、さらに1時間の水温合わせを行います。こうしてようやく、水槽の水とビニール袋の水温合わせが完了。
このタイミングで開封、サテライトに生体を移して、今度はpHショック防止のためゆっくりと水合わせを行ってください。
到着した状態の冷たいビニール袋に入ったフグをかわいそうだと思わず、水槽でぷかぷか1時間くらい浮かべる水温合わせは冬季に於いては本当に大切です。
絶対にやってはいけないのは、到着してすぐに生体をサテライトに移して水温合わせと水合わせを同時にやる行為。
これをしてしまうと、高確率で弱らせたり落としてしまいます。
特に年間を通して水温、水質の変化の少ない大河に生息しているフグやまだ小さなフグの幼魚の場合は、数時間で変化する急激な温度差は致命傷になりかねないことを理解し、水合わせを行ってください。
Q:
現在60cm水槽に南米淡水フグ5匹を飼っています。
ちょっと寂しいので、ブロンズパファーを導入したいと考えていますが。共存できますか?
A:
基本、違うフグ同士の混泳は推奨出来ませんが、自己責任で混泳するのであれば可能です。
ただし、鰭が齧られたり、体が損傷する可能性は十分に考えられます。
京都淡水フグ繁殖研究所では、他種同士の淡水フグの混泳は推奨しておりません。
また同じ種同士でも繁殖期を迎えた場合(成魚になり繁殖可能となった個体)は、繁殖行動中を除き、オスとメスは隔離して管理しています。(一部の淡水フグを除く)
フグは生体を齧る性質がありますので、無用なトラブルを避けたい場合は、基本単独飼育が最も望ましい飼育方法になります。
Q:
こんにちは、淡水フグ飼育未経験の者です。
質問させていただきます。
現在60cm水槽にブルーアイプレコ(17cm)を単独飼育しています。
そこへテトラオドンファハカ(5cm程の幼魚)の混泳を検討しています。
プレコなどのあまり動かない魚に対してもかじったり、攻撃したりするのでしょうか?もちろん個体によって差異はあると思うのですが、プレコと淡水フグの混泳は可能なのでしょうか?
現在はファハカの飼育を検討していますが性格がきついというのをよく聞きます。他に最大30cm程の弱酸性で飼育できる淡水フグはいますか?
A:
ファハカは魚食性が強い淡水フグです。噛む力も大変強く、ヒーターのコードを食いちぎったりヒーター本体ですらかみ砕く事もあります。
できればファハカとは、餌になってもいい魚以外は混泳させないほうが良いと思います。
餌として入れておいた魚でもすぐに食べるとは限らず、半年くらいしてから急に食べてしまう場合もありますので数日の混泳に成功したからと言って混泳が出来ると言えるわけではありません。
種によってはプレコとの混泳が可能なフグもいますが、基本的にはフグと他の魚はいっしょに飼わないほうが無難です。
混泳される場合はすべて自己責任で行う必要があります。
またファハカに適した水質は弱アルカリ性ですので、酸性には傾けないほうが良いと思います。
Q:
いぜん3匹購入した者です。3匹はベアタンクで今のところ問題なく元気にやってます。
この子は元からいる7センチくらいのデニィなんですが最近オトシンや小さいコリドラスを見つけると追っかけたりするようになりました。
何故なのか?オスメスどちらなのか?などもしわかる範囲でアドバイス頂けると助かります。突然メールで失礼します。
A:
ショウテデニィは魚食性の弱いフグではありますが、中には同居していたメダカなどを食べてしまったという話も聞かれますので、必ずしも食べないということはないようです。
どうしてもフグですので、最悪の場合は餌になっても良いと思える魚以外とは混泳をさせないほうが良いと思います。
性別の判別方法につきましては、以前に考察動画を作成しましたのでぜひご参考になさってください。
2021年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
Q1:
【現在の状況】
バイレイが以下の状態となっている。
・底面で黒ずんでおり、口も開いており呼吸が激しい。
・2日前より何も食べていない。食欲もない。
・白点病など見た目での病気の様子はなし
【前提】
・水槽:30cmx20cmx25cm
・生体:バイレイ1匹 10cm弱
※5cm位で買い1年1か月程度飼っている
・ろ過:スポンジフィルター&底面フィルター
・底面:サンゴ片
・水草:マツモ
・餌:クリルおよび週に1度生餌のメダカ
【経過】
◆5日前
バイレイ:元気
他の水槽掃除時にバイレイ水槽のヒーター(26度固定)を切っており、電源を入れ忘れた。
<温度:26℃くらいのはず>
◆4日前&3日前
バイレイ:元気で食欲あり
<温度:見ていない>
◆2日前
バイレイ:元気だけど食欲なし
バイレイ水槽掃除時にヒーターを入れ忘れた事にを気づきヒーターを入れる。且つ掃除を行い1/3換水を行う。
<温度:23.7℃⇒26.2℃>
◆1日前
バイレイ:不調
⇒底面で黒ずんでおり、呼吸が激しい。食欲もなし。
ヒーターを温度調整の物に変更し、25℃に設定。合わせて1/3換水を行うと同時に塩を入れる(塩分濃度:0.1%)。
<温度:26.2℃⇒25.2℃>
◆本日
バイレイ:不調
⇒底面で黒ずんでおり、口が開いており呼吸が激しい。食欲もなし。
1/3換水をを行うと同時に塩分濃度を上げる。(塩分濃度:0.1%⇒0.4%)
<温度:25℃>
★本日の試験結果
・テトラ6in1:PH6.8&その他異常なし
※切らしていたため、先ほど買って来て試験しました。
【お願い】
短期間で温度を上下させた事が原因かと思っております。今後の対応など、アドバイス頂けますと嬉しく思います。
A1:
過去に似たような症状のご相談があり、Q&Aにて回答させて
いただいておりますのでリンクを貼らせていただきます。
https://puffersisland.com/tegalog/tegalo...
------------------------------------------------------
(追加のご質問)
Q2:
お忙しい中、ご返信ありがとうございます。
サンゴ片は物置にありましたので、
先ほど、追加いたしました。
ただ、追加で一つお願い事項がございます。
呼吸が荒く、バイレイが明らかに元気がない。
泳ぎ方も弱弱しい。
その時に私ができる事を教えて頂きたい。
★本日までに私がした事
① 毎日の換水(1/3程度)
② 塩浴の実施(現在塩分濃度0.4%)
⇒バイレイに塩浴は有効なのか。
③ テトラバイタルを少量スポイトでかける。
④ ジクラウォーターを少量スポイトでかける
⑤ エアレーションの追加 ※本日の夕方
⑥ サンゴ片の追加 ※10分前
上記、①~⑥以外で私ができる事はありますでしょうか。
また、①~⑥で逆効果の様に感じられることはございますでしょうか。
とても可愛がっている個体であり、
とても心配です。
お手数ですが、アドバイス頂けましたら幸甚です。
A2:
メコン川の淡水フグ(バイレイを含む)はpH8.0-8.5の弱アルカリ性に生息しているため、水槽のpHは常に8.0以上あることが好ましいのですが、中性の7.0を切ると高確率で拒食になり、餌を食べずに落ちる個体を見たり聞いたりしてきました。
うちでは外部式フィルターのろ過材を全部サンゴにしてpHが8.0を下回らないように管理していますので、拒食も起こらず繁殖して産卵もしています。
水質を安定させる方法としましては大きな水槽を使うことも有効です。現在お使いの水槽は、バイレイには少し小さいので45-60㎝水槽で飼育されることをお勧めいたします。そうすれば水質も安定し、バイレイに理想的な環境で健康を維持しやすくなります。
呼吸が早いのはバイレイにとって好ましくない水質が続いたことによるストレスかと思いますので、サンゴ砂を使ってpH8.0-8.5を維持できる環境作りを目標にされてはいかがでしょうか?その環境が維持できるようになれば、過呼吸も収まり食欲も戻ってくると思います。
①頻繁な水換えは水道水のpHが7.0前後であるため、サンゴでせっかく上がったpHを下げる事にもなりますので、アンモニア、亜硝酸、硝酸の数値が問題なければ頻繁には交換しないほうがよいと思います。
②塩浴は今回の症状には当てはまりませんので、逆にストレスになるかもしれません。
③④のテトラバイタル、ジクラウォーターについては使用したことがないため、回答は控えさせていただきます。
⑤過呼吸のときには有効です。
⑥サンゴ片はどれくらいの量を追加したのか、どれくらい使われているのかがわかりませんが、水槽のpHを8.0以上にするためには底砂すべてをサンゴ砂にしても問題ないぐらいです。
Q:
先日はご助言ありがとうございました。餌を食べなくなっていたムブですが食べない間にヒレに白い濁りのようなものが出てきて胸ビレ、尻ビレに目立っております。ヒレが裂けたとか充血していることもなく体表には特に異常は見当たりません。餌を食べなかった間に栄養が足りなかったからなのか何かしらの病気なのか自分では判断ができませんでした。もしよろしければ画像から何かご助言いただければありがたいです。
【追記】
・飼育期間は金曜日でちょうど4週間
・症状はヒレのスジが白くなっている、所々太くなっている。充血はなく体表に外傷は一切ありません。
・pHは今日の時点で7.0と7.5の間に見えます。(Sera社pHテスター)
Tetra社6in1では硝酸は10-25の間で10寄りに見えます。
亜硝酸は反応無し。
・水槽サイズは60*30*36
・水温は室温管理で26-27度になるようにしていますが一度28.5度を超えた日がありましたのでその日は換水で27度台に落とした後室温の見直しをして27前半以上には上がっていないと思います。
・水換えの頻度は週末に底面の大磯の半分程度を1/3換水と同時に、水曜か木曜に目立つゴミが有れば吸い取りながら1/4換水。水はマーフィード社のスタンダードで浄水して室温で12-24時間汲み置きして温度を合わせたものです。
・濾過器はコトブキ社のプロフィットBigにガラス系リングろ材を入れ、同じくコトブキ社の底面フィルターに直結。2週目から追加でエーハイム社クラシック2215。水流が強くなりすぎないようステンレスのメッシュで弱くしてあります。
・生体はムブ以外に餌として食べてくれることを祈ってレッドラムズホーンと餌に興味を示さなかった時期があったので13日から観賞用ヒメダカを5匹入れ生き餌に興味が出るか試していました。食欲が戻ってきたようで今は残り1匹になっています。
症状が出始めたのが先週で底面フィルターの筒とガラスの間を通って傷でもついたかと思って見ていましたが尻ビレにも見えてきたのでカラムナリスを疑いはじめました。充血やヒレが裂けることもなくどうなのだろうとネットで画像を見て回りましたがヒレがボロボロの画像ばかりでうちのムブの状態が初期症状なのか全く別の何かなのか判断がつきませんでした。
拒食期間は約一週間、その間は何をあげても一切口にしませんでした。その一週間の間に水温が上がりすぎた日がありました。
お迎えしてから一週間は良く食べ、二週目に食欲が落ちてきて、三週間目が絶食、今四週間目で少しクリルを食べ見ていない間にメダカを食べているようです。
A:
淡水フグの鰭の鰭条(きじょう)鰭を支える線状の組織が白くなってしまう症状は確認されています。ただアジアの淡水フグでは確認されず、アフリカの淡水フグに多いように思われます。
病気の治療(薬浴)を終えた個体やストレスのある個体に発生しやすいようです。他のフグには感染することがないのは幸いですが、白くなった鰭は数か月経過しても治ることはなくずっと白いままであることが多いです。
ただ鰭が白いままでも繁殖もしますし、健康上の問題はないことから自然に治癒するのを待つしかないのですが、現在のところ治療方法は見つかっていません。
Q:
現在アベニーパファーを飼育しています。喧嘩が絶えず、その影響か顎の下から出血したり膨らんだままなくなっていたりする子がいます。
水草は入れていますが他に良い方法はありますか?また、好みの水質などはありますか?
A:
アベニーパファーは見かけの可愛さに反して、気性の荒いオス個体がいた場合、他の弱いオスをすべて攻撃してしまうケースがあります。
特に繁殖行動中となるとオスの気性はさらに荒くなり、その攻撃は相手を殺してしまうほどで、そういった場合は隔離することをおすすめします。
しかしながら気性の荒いオスもメスには攻撃しない傾向がありますので、アベニーパファーを飼育する場合は1匹のオスに複数のメスを飼う事が理想的です。
ただしメスと一対一の場合は、執拗に繁殖行動を行いメスを弱らせてしまうというケースもありますので、注意が必要です。
アベニーパファーは、水草、流木などの障害物を増やしても喧嘩防止になりにくい場合が多く、混泳対策が難しいフグです。仲が良かったオス同士でも、いざ繁殖行動をとるようになれば、攻撃に転ずることも少なくありません。
水質は、多少なら弱アルカリや酸性に傾いても問題ないので、中性を維持しつつ極端にいずれかに傾け過ぎない程度が良いと思います。
Q:
ショウテデニーを繁殖させてみたいのですが水槽のレイアウトはどのようにすべきでしょうか?
弱酸性を好むようなのでソイルで立ち上げるべきか、ベアタンクで立ち上げるべきかで迷っています。
ソイルだと卵の回収が難しいですよね?
参考までに西村さんの繁殖水槽の環境を教えて下さい。
A:
ショウテデニィの好む水質は中性から弱酸性、中性を維持しつつ少し酸性に傾く感じで管理したほうが良いと思います。
そうでないと酸性に傾きすぎますので・・・。
水温は冬場は24℃夏場は26-27℃くらいで管理するのが良いと思います。
卵を効率よくとるならベアタンクがお勧めです。
水槽は障害物の少ないやや広めの水槽で繁殖行動をさせたほうが成功率は上がります。
うちの環境は、60cm水槽に4匹くらい。レイアウトは流木+水草、酸性に傾き過ぎないようサンゴ片を入れ、フィルターはエーハイムのパワーフィルターを使っています。
また予備のスポンジフィルターも使っています。
オスとメスは普段はセパレーターで仕切り、繁殖のときだけ引き合わせるようにしています。
Q:
ペアのショウテデニィの販売はしていますか?
A:
ショウテデニィのペア販売ですが、ペアが成立しましたらTwitterでの告知とPuffer's SHOPで出品致します。
繁殖行動があり、お腹に噛みついた個体をオス、噛みつかれた個体をメスと認定し、最後に雌雄の特徴が合致した個体のみをペアとして販売する予定です。
ただ、ペアになる前にすべて売切れてしまうことがほとんどです。
ペアの価格は通常販売の価格より高くなりますのでご了承ください。
たまに外れても良いので現時点でのペア認定をしてほしいとのご要望もあるのですが、確信が持てないためお断りしております。
Q:
一昨日にショウテデニーの1匹がこすりつけるような動きも見られた。昨日から、口をパクパクしながら上下に早く泳ぐようになった。
※本日、更にもう一匹同じような動きを始めた。「上下に早く動いては、少しゆっくり休む」を繰り返す。
【飼育環境】
水槽:30cm*20cm*40cm
魚:ショウテデニー*4匹、オトシンネグロ*5匹
低床:砂利
レイアウト:流木多め、マツモ多め
ろ過:底面フィルター&スポンジフィルター
温度:26〜27度
水換え:9/19到着より、3日〜4日に1/3程度
餌:1日3回(おとひめ、赤虫、クリルなど)
【私が行った対応】
・昨日
目立った白点などは見られなかったが、白点病の前兆かと思い水温を28度にして、2ml程度のアグテンとグリーンFゴールド(液体)を数滴投与した。
・本日
水槽の1/2程度を水替ええを行い、アグテンを数滴足らす。
【PHについて】
ショウテデニー水槽:ph6.4 ※一番明るい色
アベニー水槽:ph6.4 ※一番明るい色
※NO3やNO2などは検出しておりません。
先週6in1実施した時も、「ph6.4 ※一番明るい色」でした。
【現在の状況】
大量水替えをして、5~6時間程度経ち
一昨日から上下運動をしている個体を除き
いつものゆっくりの動きに戻りました。
※ただ一匹に関しては、いまだに上下運動を継続しております。
上下運動している個体は、サテライトなどに退避させた方が
よろしいのでしょうか。
アドバイス頂けますと幸いです。
A:
こんばんは。pHについての情報、有難うございます。
先週検査されたときの数値でしたら、pHに支障はありませんし、NO2,NO3も検出されていないので全く問題は見られませんね。
ただ直近で出た数値は換水、薬品添加後の数値だと思いますのでこれは不調の原因を探る材料にはなりません。
一番良いのは、不調に陥った時に何らかの対処(換水、薬を入れる前)をされる前に水質を検査することです。
ちなみに今回ご報告のあった症状(上下運動、呼吸は早くなる)は、水質が悪化している時(NO2が高い時等)、
アンモニア中毒時によく見られる症状です。
水質の悪化による体調不良時の対処としましては、やはり換水が一番です。
今回、換水をされて一匹以外の調子は戻って来られたとのことですのでやはり直前に何らかの原因で水質が悪くなっていたのかも知れませんね。
またいじめによるストレスでも同じような行動をとる場合がありますので、症状がひどい場合には直ちに隔離、もしくは混泳対策を行ったほうが良いです。
一匹だけ調子が戻らない個体についてですが、仰る通りサテライトに入れてあげて落ち着かせてあげたほうが良いかと思います。
ところで、今年いろいろな条件下で検証してみて確信したことなのですが、どうもショウテデニィは、アジアの淡水フグと比べて塩分や薬品には非常に弱い体質のようです。
ですのでうちではよほどの事情がないと、薬品や塩浴は行わないようにしています。
白点病や綿かぶり病などでどうしても治療の必要がある際には、他の元気な個体にストレスを与えないように必ず治療バケツなどに移してから、
薬品の量も規定の半分程度で出来るだけ短期間、治療を行うようにしています。
そうしませんと、却って止めを刺してしまう場合がありますので…。
すでに飼育水槽に薬品を添加されて大量の換水を行われたとのことが、急激な水質の変化は余計に個体を弱らせてしまいますので、急いで薬品を薄めようとしたりせずに時間をかけて徐々に水質を整えてあげてください。
サテライトも現在の水槽に付けて、今いる水槽の水質を安定させる方向で治療をしたほうが良いと思います。
2021年09月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
Q:
ボルネオアカメフグの水槽に入れられるコケ取り生体はいますでしょうか?プレコなど入れるとカジられてしまいますか?
A:
ボルネオアカメフグは魚食性が薄く滅多に魚を襲うことはありません。ただ甲殻類や貝類は好物なので混泳には不向きです。
今までに、バンブルビーゴビー、タイガープレコ、ダーターテトラ、サイアミーズフライングフォックス、グッピーなどと混泳させてみましたが、特に問題なく混泳出来ました。
うちでは現在は残飯処理係としてサイアミーズフライングフォックスと同居させていますが、魚類でコケ取り名人と考えるとプレコが良いかも知れませんね。
ただ、やはりフグですので絶対に襲わないという保証はありません。フグは鋭いカミソリのような歯を持っていますのでもし何かの拍子に噛みつけば、かなりのケガをさせてしまうと思います。
フグと他の魚との混泳は自己責任でお願いします。
Q:
直接お店のほうへ伺って繁殖設備を見学することはできますか?
A:
大変申し訳ございませんが、現在は店舗ではなく借家の狭い古民家で繁殖を行っております。
とても見学していただけるような環境ではないため、直接のお越しはお断りしております。悪しからずご了承くださいませ。
直接お店のほうへ伺って繁殖設備を見学することはできますか?
A:
大変申し訳ございませんが、現在は店舗ではなく借家の狭い古民家で繁殖を行っております。
とても見学していただけるような環境ではないため、直接のお越しはお断りしております。悪しからずご了承くださいませ。
Q:
ちょうど京都へ行く用事があるのですが、通信販売(Puffer's ShopやTwitterのDM)で購入したフグを取りに行って、直接手渡しで譲ってもらうことはできますか?
A:
大変申し訳ございませんが、現在は発送のみでお願いしております。
毎回送料のかかるヤフーオークションとは異なり、Puffer's Shopでは8,000円以上のご注文で送料が無料となりますのでぜひご利用ください。
ちょうど京都へ行く用事があるのですが、通信販売(Puffer's ShopやTwitterのDM)で購入したフグを取りに行って、直接手渡しで譲ってもらうことはできますか?
A:
大変申し訳ございませんが、現在は発送のみでお願いしております。
毎回送料のかかるヤフーオークションとは異なり、Puffer's Shopでは8,000円以上のご注文で送料が無料となりますのでぜひご利用ください。
Q:
我が家のテトラオドンファハカについて、二点質問させて下さい。
一点目、体の縞模様が結構な頻度で濃くなったり薄くなったりするのですが何か体調などに問題があるのでしょうか?
基本濃くても薄くても見ている限り普段と様子は変わりません。
二点目、餌なんですがキョーリンのクリーン赤虫を与えているのですが、人工飼料には目もくれず、基本赤虫、時々与えるスネールやラムズホーンしか食べてくれません。
栄養が偏らないか心配なのですが、このままの食生活で問題ないでしょうか?
A:
ファハカに限らず、フグの体色変化はよく起こりますので、それほど気にしなくても大丈夫だと思います。ただ黒くなってあまり動かない、水槽の底に沈んでいる場合は何かしら問題があることが多いので注意が必要です。
餌に関してですが、今はアカムシにはビタミン添加、スネールには人工飼料を食べさせることで解決できますが、ファハカは体長40㎝を超える淡水フグですので、アカムシやスネールではそのうち大きさや量に限界がくると思います。
次の餌に移行したとき、アカムシやスネールのようにビタミン添加したり餌に人工飼料を与える事が出来なくなる場合もありますので、今のうちに何種類かの人工飼料を与え、個体の気に入った人工飼料を探し出し餌付けられたほうが良いと思います。
それが無理でしたら冷凍したエビが次の主食になると思いますが、解凍時にエビの中に人工飼料を埋め込む事になります。ですが、器用に人工飼料だけを吐き出す個体もいるので、餌問題はなかなか難しいです。
どうしても無理な場合は、冷凍スジエビ、冷凍サクラエビなどを解凍する際にビタミン液に漬け、その餌を与えることで人工飼料の代用になります。
Q:
飼育しているバイレイが1ヶ月近く餌を食べなくなりました。ピンセットでクリルを口元まで持っていってもそっぽを向き、嫌なのかじたばたと動き回ります。
今までは餌を求めて水面近くに来た時に、目視でクリルをお腹が少し膨れる程度与えていました。
痩せこけた様子は見られないですが、このまま餌を食べない状態が続くのかと思うと心配です。
バイレイ
2018年9月29日〜 飼育開始
現在12cm程の大きさ
飼育環境については
水槽 コトブキ レグラスフラット F-450low
W450×D300×H230mm(27L)
フィルター 外掛けフィルター テトラ AT-50
ろ材 テトラバイオパック
低床 カミハタ 水草と魚に優しい玉砂利 1cm程度
水草 ウォーターフェザーモス(ミニ流木付き)
ブセファンドラ
餌 テトラ クリル-E
水換え 週に一回 3分の2程度
水質データ
2021年 9月11日
テトラ テスト6in1にて測定
塩素 0
PH 6.4
炭酸塩硬度 7.2
総硬度 8
亜硝酸塩 0
硝酸塩 10
お忙しいところ大変恐縮ですが、答えていただけると嬉しいです。
宜しくお願い致します。
A:
フグが拒食する原因はストレスであることが多く、無理な混泳、間違った水質での飼育などがその主な原因となります。また、ビタミン不足による栄養面の低下も拒食につながります。
今回の拒食の原因は間違った水質での管理だと思います。
バイレイやメコンフグなどメコン水系に生息するフグはpH8.0-8.5くらいの水質で暮らしています。
バイレイが生息しているメコン川本流のpHと水温です。ご参考までにご覧下さい。
メコン川本流に生息する淡水フグは、pHが7以下の弱酸性になると拒食に陥る場合が多いようです。
対策としましては、ろ過材や底砂にサンゴ片を使うなどしてpHが弱酸性に傾かないよう管理することです。
拒食したバイレイに一番効果的な餌はドバミミズです。
釣具屋や安いミミズは毒を持っているシマミミズである場合が多く、拒食したフグの餌としては不適正なので、ミミズを与える場合には種類に気を付けてください。
Q:
お忙しいところ答えていただきありがとうございました。
いただいたアドバイスを元に拒食から回復出来るよう環境を変えてみようと思います。
今回のQ&Aで更に聞きたいのですが、
サンゴはホームセンターで売っているような物で大丈夫なのでしょうか?
またどの程度入れたら良いのでしょうか?
度々で申し訳ありませんが、ご回答宜しくお願いします。
A:
サンゴ片はホームセンター、アクアショップで販売されているもので大丈夫です。
販売されているサンゴ片ですが、砂粒サイズはS,M,Lサイズとあります。
どれを使用してもpHを上げる事が出来ます。また、サンゴをいくら入れてもpHが上がり過ぎることはありませんので、
同水槽内に弱酸性で管理しなければいけない魚がいる場合を除き、量に関しては問題ないと思います。
ただし少量では効果が薄いと思いますので、思うようにpHが上がらない場合は徐々にサンゴ片を足してゆくとよいと思います。
珊瑚片Mサイズを使った使用例