🐡淡水フグQ&A - 淡水フグに関するご質問お答えします! -

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Last Modified: 2024/03/14(Thu) 21:28:50 RSS Feed

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2022年03月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

Q&A0085:ブロンズパファーの喧嘩

No. 88 , ブロンズパファー,混泳 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
ブロンズパファーを5匹全て仕切りありで飼育しています。
1 1年以上
2 夜中にその仕切りがズレていて2匹が混泳状態となり、
そのうちの1匹がボロボロになってしまいました。
状態としては、鰭が全体的に半分ほど無くなり、体には
噛み傷が沢山あります。
3 測っておりません…
4 60cm規格
5 24度
6 上部フィルター
7 5匹のブロンズパファーで1匹ずつの仕切りあり

治療法が分からないので教えて頂きたいです。
別の水槽に隔離はしむしたが餌も食べない状態です。

A:
噛まれた個体は精神的にも落ち込んでいると思いますので、鰭が治るまで隔離して様子を見てあげると良いかと思います。
隔離は同じ水槽でサテライト、隔離ケースなどを用いると良いと思います。
傷にカビが見られるようでしたら、薬浴をお勧めいたします。バケツなどに隔離し、治るまで毎日水を交換して管理します。

〔 415文字 〕 編集

Q&A0084:ドゥボイシーの拒食

No. 87 , イトミミズ,拒食 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
昨年の12月からドゥボイシーを飼育しています。
餌は冷凍アサリや冷凍エビがメインでレッドラムズホーン、クリルを補助として与えていました。アサリやエビを与えるときにはビタミン剤をかけています。
三日前から餌を食べなくなり、体を斜めにして水槽の底に横たわっています。茶褐色だった色は、黒に近い茶色になっています。
phは6.5、アンモニア、亜硝酸塩も問題ありません。
水槽は7エムを仕切って使っています。
水温は28℃、水換えは週に一回、4分の1程度です。
濾過はエーハイムの外部フィルターを使っています。
混泳魚はいませんが、仕切った反対側にはショウテデニーがいます。ショウテデニーは元気で餌食いも問題ありません。
時々、ドゥボイシーが泳ごうとはするのですが、体がうまく動かないようです。背中に肌荒れのようなものが見えるときもあります。
現在は、水を4分の3程度を換えて様子を見ています。
どのように対処していけばよいかご教授をお願いします。
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A:
ショウテデニィ、ドゥボイシィなどのアフリカの淡水フグの拒食は、栄養不足(特にDHAの不足)が原因で起こる場合がもっとも多く、立て直しはかなり厄介です。
拒食予防対策としては、DHAの欠乏によって起こる拒食や過呼吸が発生する前に、DHAが豊富に含まれる海水魚用の人工飼料を与える。DHAを多く含んだ生餌(スジエビ、サクラエビ)を与える等の方法があります。

他の淡水フグの拒食とは原因が異なるため、通常の拒食治療とは異なった治療法が必要となります。

もしイトミミズを食べるのであれば、DHAサプリを添加した水にイトミミズを8時間漬けこんだものを食べさせます。ただし、そのまま水槽に投入すると水が汚れるため、与える前に油まみれになったイトミミズを軽く洗浄してから与えます。
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拒食して餌を受け付けない場合は、強制給餌方法を行います。強制給餌はフグにとってかなりの負担であり、逆にストレスで死んでしまう場合もあります。また嫌がって手に噛みつく恐れもありますので注意が必要です。
餌は、エビや貝・人工飼料などをすり潰しペースト状にしたものに、DHAサプリから抽出した油を多めに垂らし、注射器とチューブを使って口から胃袋に通し流し込みます。ただし最後の手段ですので、熟慮のうえ、自己責任下で行ってください。
もっとも良いことは、あくまで拒食に陥らせないことですので普段から栄養管理にはお気を付けください。

〔 1050文字 〕 編集

Q&A0083:人工飼料の保存方法

No. 86 , ,人工飼料 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
人工飼料を長期保存するための良い方法を教えてください。

A:
開封した人工飼料は基本的には1か月以内に使い切るのが理想的です。
使い切れない分は、一時的な保存方法としてフードフレッシュバッグなどを一緒に入れておくと尚良いです。
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ただ、保存が長期間になる場合は、フードフレッシュバッグよりもっと酸素を抜き真空に近い状態に出来る真空保存容器のご使用を強くおすすめします。
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詰め替えた保存用餌は冷暗所に置いておけば、鮮度を保てます。
開封したまま使うと大切な栄養素(ビタミン、DHA)は酸化し、どんどん抜けていきます。
酸化した人工飼料は与えたフグの病気の原因にもなります。

また、容器から出して使い切りの場合でも、アルミのジップロックに入れてご使用されることをお勧めします。
アルミは湿気を防ぎ酸素を遮断してくれる特性がありますので、ビニール袋とは段違いです。
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紹介した保存方法の容器内に、人工飼料と一緒に脱酸素剤を入れておくとより保存効果が増します。
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〔 454文字 〕 編集

2022年02月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

Q&A0082:黒ずんだショウテデニィ

No. 85 , ショウテデニィ , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
お世話になっております。1月末にショウテデニィを5匹お譲りいただいた者です。
みんな元気で(時々小競り合いしてますが)、餌喰いも良く、購入したおとひめと、バイブラバイツをよく食べています。
うち1匹だけやたらと体色が濃く、流木の影に隠れている時は保護色のためか、全身苔むした様な体色に変化しています。人を見て前に出てきたり、餌を食べる時も苔色のままなのですが、これはストレスや水質の問題なのでしょうか?5匹のうち、1匹だけが深い緑で、スポットも出ています。体調不良か、はたまた個性なのか気になっております。
この様なケースは見受けられますでしょうか?よろしくお願いいたします。
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A:
お写真を拝見しました。外傷も見受けられず、食欲もあり痩せてもいませんので、他に気になる症状がなければ現段階では特に心配はないかと思います。
我が家のショウテデニィたちの中にも同じように黒くなっている個体はいます。また体色も模様が不鮮明なもの、全体的に濃いもの、部分的にくっきりしているものなど千差万別です。

ただストレスを感じると黒くなる場合がありますので、よく観察してみて、もしも虐められているようであれば隔離をおすすめします。
気を付けないといけないのは、体色が気になるだけで元気な場合です。隔離などで急に環境が変化したり、人間が手を加えてしまうことで逆にストレスを与えてしまうケースもあります。

また、過呼吸が起こっている場合は早急に対処が必要です。放っておけば餌を受け付けなくなり、スポットだけがくっきりと黒ずんで濃く目立ってきて、手の施しようがなくなってしまいます。
(下記のご質問のような症例の場合)
Q&A0041:ショウテデニィの拒食と過呼吸の対策

〔 753文字 〕 編集

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Q:
ボルネオアカメフグですが、皆歯が結構伸びてきた様に思います。そのため、アカムシが挟まったり、おとひめも崩れてからでないと食べにくそうです。何か対応を取った方がよろしいですか?

A:
歯切りは本来、伸び過ぎた歯が原因で口を大きく開けても歯が口の穴を防いでしまい、餌を食べたくても食べられない状態になる前に行う治療です。昨今は歯切りという言葉だけが先走りしてしまい、不必要な歯切りで却ってフグを弱らせたり落としてしまったりというケースも見られます。ネットで検索しても実に9割は切る不要のないフグの歯を、治療と称して切ってしまっているものでした。

また、家庭で行う歯切りは養殖のフグの歯切りとはまったく異なる意味合いになります。あちらは仲間のフグの鰭や肉を齧らせないための防止策であり、餌が食べられなくなってやっているわけではないのでご注意下さい。
歯切りが必要なフグの写真をいくつか紹介したいと思います。
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歯が伸びる傾向のあるフグの種類は大体決まっていて、レッドテールアカメフグ、南米淡水フグ、ブロンズパファーの3種です。

もし歯切りが必要な場合は次の動画を参照ください。

歯切りに使っている道具はプラモデル用のニッパーになります。

歯の伸び過ぎを防ぐには、齧るための貝やサンゴ片を入れておくと効果がある場合があります。
ただし貝は食べられてしまうので餌のつもりでお入れください。
また歯が伸びる個体は、一度切ってもまたすぐに伸びる傾向があります。

〔 662文字 〕 編集

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Q:
バイレイの稚魚が餌(冷凍赤虫)をあまり食べなくなり1日の殆ど隠れていてたまに出てくると上下に機敏に行ったり来たりする様になりました。
終わるとまた急いで隠れるという感じです。

2日前までは餌もモリモリ食べよく泳ぎ元気いっぱいで何も問題はなかったです(ショウデテニーはとても愛嬌があり元気いっぱいです)

バイレイがそうなったのは私に原因があると思います。
というのは、ケータイカメラで20秒程動画撮影をした直後に肌色が黒ずみ私を見ると怯える?ようになった気がします。
それから隠れるようになり、餌も私と目が合うと食べるのをやめて離れると少し食べるという感じです。
食い付きはわるいです。

また元気な姿に戻るには焦らずなるべくストレスを与えぬようにしながら時間を掛けるしか無いのでしょうか?
何かアドバイスがございましたら是非よろしくお願い致します。

A:
仰る通り撮影によって驚き、一時的な人間不信に陥ってしまっているようですね。焦らず時間をかけて安心してもらい、信頼を取り戻してあげるしかないと思います。
とはいえ、どうしても可愛らしい姿は撮影したくなるものです。
カメラに慣れさせるには、毎度の給餌の際にカメラをわざと片手に持つなどフグに見せるようにして、餌(楽しみ)=カメラとインプットしてあげるのも有効です。
ビデオ撮影したい場合は、いつも三脚などでフグから見える位置にセットして置くのも良いですね。
ただ、今現在は怯えた状態だと思いますので、まずはそっとしておいてあげてください。
普段の様子に戻ったら、撮影機材に徐々に慣れさせることもできると思います。

〔 717文字 〕 編集

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Q:
12月ぐらいにショウテデニー4匹購入させて頂いたものです。

順調に大きくなっているのですが、先日一番大きい個体のお腹に1匹が噛み付いていたんですが、繁殖行動には早いですよね?
様子見してるところ一定の距離を保っていて小競り合い程度に落ち着いているのですが、分けて飼育する方が無難でしょうか?



(回答)
まだ孵化して10か月と繁殖行動をするには早過ぎるので、短時間だけの噛みつきでしたら喧嘩で噛みついた可能性が高いのではないかと思います。



(追加情報)
時間にして30秒程度ぶら下がってるような感じで漂ってました。
また仮に成熟した際は産卵行動させると体力的には良くないものでしょうか??

A:
30秒も噛みついていたとしましたら、喧嘩ではなく繁殖行動に近いようです。まだオスが未成熟ですので、恐らく繁殖行動を真似たレクリエーションのようなものであると思います。
繁殖行動には熟練が必要で、特にオスは1歳半くらいまで成長しませんと放精と産卵のタイミングが上手く合わず、無精卵である場合が多いです。
繁殖や抱卵は体力も寿命も縮めます。産卵回数の多かったフグは早くに寿命を全うしてしまう傾向が強かったですね。

〔 543文字 〕 編集

Q&A0078:馴れていないファハカの給餌方法

No. 80 , ファハカ , by 管理者 Icon of sprite
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Q1:
テトラオドン・リネアートゥス(ファハカ)の飼育を行っております。
現在6~7cmほどのサイズです。

1.
餌を食べる量が少ないように感じております。
餌には上記生き餌の他にクリル、冷凍エビを解凍したもの、カーニバル、キャット、おとひめ(EP3)を与えています。
ただ、いずれも食べるもののごく少量かほとんど食べず、かつ水面に浮いている場合は食べに来ません。
具体的にはミナミヌマエビの2cmぐらいのものを1日に1尾食べるぐらいで、そのほかの餌の量もそれと同等かやや少ないぐらいです。
また、当初ピンセットでつまんで口元に持って行って食べさせていましたが2週間目ぐらいからそれでは食べなくなってしまったので水槽に投入していつの間にか少し食べている…というような状況になっています。
また、活発に泳いだかと思えば全然動かずに水槽の底で長時間黒くなってじっとしていることもあり、挙動が安定しません。
痩せこけてしまっているようなことはなさそう(に見える)ですが、拙宅で別に飼育している同じぐらいの大きさのシルバーシャークの方が良く餌を食べるような状況で、果たしてこれが問題ないのか何か問題があるのかがわからず困っています。
もし何か考えられる問題やそれに対する対策・改善があれば教えていただけませんでしょうか。

2、
私に全く慣れてくれないようですが、何か良策やコツなどあるのでしょうか。
貴サイトに掲載の情報を読み、急に水槽に近づいたり、水槽の近くで大きく早く動いたりなどしないように注意しています。
水槽の蓋ひとつ開けるのにもかなり気を遣っています。
ただ、それでも私が近づくとすぐに黒くなって水槽の下で動かなくなってしまったり、水槽の壁面に顔を擦り付けるように上下するなど、ぱっと見パニックを起こしているようにも見えます。
そのため、給餌はおろか付近の通過すらも一苦労なため、何か良い方法は無いかとご相談したい次第です。

3、
底砂は敷くべきでしょうか。
現在はベアタンクに隠れられる場所として石で正面からの視界を遮る石を置いています。
餌をこぼす量が多いので掃除を楽にするため&水槽内の衛生を保つためですが、砂を敷いた方がリラックスできるようであれば導入を検討しようと思います。
(購入した店では「この子は砂に潜らなかったので入れていない」と言っていましたが…)

とりとめの無い身の上相談のような内容になってしまいまして誠に恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

A1:
フグとのコミュニケーションで難しいのは、一度怖がられてしまうと信頼を取り戻すのが難しいという点にあります。
同じ種でも個体や性別で異なり、特にオスは神経質な傾向があります。
まずは飼育環境でフグがストレスに感じていることを少しでも改善し、安心させることから始めてみてはいかがでしょう?
ファハカは砂に潜る傾向が強く、特に幼魚、若魚のときにはよく潜ります。
また寝るときも砂の中に潜って安心して寝ているので、砂を敷くことは大切なことだと思います。

馴れていないフグが嫌いな行為としては掃除が挙げられます。馴れるまでは素早くフグに気づかれず、水槽の中をかき回さずに隅のほうから水を吸い出すくらいに止めます。
餌は生餌を用います。与えるときは、少し遠くから驚かせないようにやさしく手を振るなどサインをしてから与えるようにすると、徐々に驚かなくなり近づいてくるようになります。
餌を与えたら食べているところは見ずに、すぐにそっと水槽の前から立ち去ります。

また水槽は、黒い仕切り板等で側面、背面を覆ってあげて下さい。馴れてきたら取り払います。

このような感じで少しずつですが歩み寄り馴らしていくことで、またピンセットから餌を食べてくれるようになると思います。

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Q2:
(追加のご質問)
底砂について質問させてください。
砂を準備してきたのですが、これを入れる際に
 ・どのように入れれば驚かさずに済むか
 ・厚さは何cmぐらい入れれば良いか
について、よろしければご教示いただけませんでしょうか。
先のご相談でお送りしたとおり、現在のサイズはだいたい6~7cmぐらいのファハカで、見たところ体高は3cmぐらいかな?というように見えます。
分厚く敷ければ良いとは思いますが、清掃をまだ本格的に行えない今にあっては、衛生面とのバランスも考えなくてはいけないと思っております。

A2:
すでに砂を敷いた水槽に移動させてあげるのが一番良い方法ですが、これまでの水槽を使用する場合は、砂を敷く間はバケツ等の別容器にフグを移動させておいて、準備が出来たら水槽に戻すのが一般的ですね。
砂の深さですが、潜った時にフグの腹が水槽の底に触れるくらいの厚さで敷くと良いかと思います。

〔 2110文字 〕 編集

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Q:
I'm a Hairy puffer keeper
I would like to ask you if you could provide me any tips for Hairy puffer sex differentiation and breeding
I have about 10 adults
thank you in advance

私はヘアリーパファーを飼育しています。
ヘアリーパファーの雌雄判別と繁殖のコツがあれば教えて頂きたいのですが
成魚を10匹ほど飼っています。
よろしくお願いします。

A:
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The male and female baileyi can be identified by the pattern and color of their abdomen.
Left photo: Males are blackish with many small black spots.
Right: Females are pale yellow in color.
However, black spots may also appear on the abdomen of females depending on their condition and breeding environment.

バイレイの雌雄は腹部の模様や色で判別できます。
写真左:オスの腹部には、黒い小さなスポットが沢山あり黒っぽいです。
写真右:メスの腹部は、淡い黄色をしています。
ただし、状態や飼育環境によりメスの腹にも黒いスポットが現れることがあります。


For breeding, only compatible pairs need to be placed in the tank. When they like their partner, they will puff up and come closer, shaking their bodies.

繁殖は相性の良いペアだけを水槽に入れて飼育します。相手が気に入れば膨れて体を震わせながら相手に近づきます。

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Before spawning, both males and females become speckled with white.

産卵前になるとオスもメスも体色が白いまだら模様になります。

〔 1063文字 〕 編集

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Q:
購入しましたバイレイ幼魚のお腹に噛まれたような黒い丸い傷が出来たのですが、どうしたらよいでしょうか?
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A:
一見すると噛まれた後のように見えますが、これはバイレイの幼魚(3cm)から若魚(5cm)くらいの成長期に発現する特有の模様になります。
また丸い噛み痕のような模様は黒ではなく白い場合もあります。
このような現象は淡水だけではなく、汽水、海水の多くのフグで確認する事が出来ます。
腹部だけではなく、目の周りや背中や体中にも現れます。また、模様は1つだけではなく複数現れることもあります。
この模様は消えたり現れたりを繰り返し、成長する頃には綺麗に消えて残りません。健康上の問題も何らありませんのでご安心ください。

〔 344文字 〕 編集

Q&A0075:ショウテデニィの上下運動

No. 77 , ショウテデニィ,行動不審 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
〇飼育期間→1年くらい(ワイルド個体のまだ歯がない時の成魚ではない個体を購入)
〇病気の症状(外傷がある場合は出来るだけ鮮明な患部の写真)→病気らしき外傷等は無いですが、水槽の端で上下運動を2日くらいしております。
〇pH、アンモニア、硝酸、亜硝酸の値→写真が添付方法が分からず、テトラチェッカーの値を書きます。NO3、NO2が、0から10以内のセーフ地帯で色は目視では限りなく白。GHが、4°dのok地帯で目視では茶。KHが、3°dのok地帯で目視ではくすんだ薄い緑。phが、6.4~の6.8未満で目視では濃いめの黄色。Cl2が、0~0.8程度目視では黄色に少しくすみ。
Cl2が見ずらいので、水をすくってチェックするタイプのマーフィード塩素テスターでチェックしたところ透明な水で0ppm
〇水槽の大きさ→60cm水槽
〇水温、水換えの頻度と量→26°C±1キープ
〇使っている濾過器の種類→GEXグランデ600上部フィルター2段タイプ、水作M、殺菌灯のモーターフィルターにGEXイーロカを使用ハードマットを4枚カットして追加
混泳魚の有無(種類と数)→飼い始めた当初からヤマトヌマエビ4匹、1ヶ月前からタニシ4匹と稚貝が何匹か産まれている状態(ヤマトヌマエビを食べたり追い回す事はなく、タニシに関しては食べようとしたりしますが、殻を砕けないため、たまにつついたり蓋の部分から身を頑張ってつついたりしてる状態で、今の所タニシは全員稚貝共に生存)

〇水換えは2週間に1回半分程度を。(3分の1が良いのは知っていますが、砂の中が汚れたりヤマトヌマエビの糞が多いため)その際壁面のコケ掃除や、砂の中のゴミを掻き出して掃除してます。
糞やゴミは見つけ次第掃除。
1週間に1回は壁面のコケ掃除と、軽い砂上のゴミ吸い取り。
また、2ヶ月から3ヶ月に1回、水換えの時とずらして、フィルター掃除や交換をしてます。
※先週の土曜日にフィルター交換(バクテリア等をフィルターに1週間寝かせ付けたもの)や掃除で、全替えはしていません。その時とその次の日に上下運動はしておりません。フィルター交換から2日経って、上下運動をしています。
今まで、環境の変化(水草や装置追加)で上下運動することはあり、すぐ治まっていたのですが、今回はそうでは無いので心配です。
因みに、ヤマトヌマエビやタニシに以上行動や死滅はありません。

〇ご飯に関しては、今までと何の問題も無く、1日に2回決まった量の人工飼料(キャット、ふぐ力、ffnum06にプロバイオティクスやバイコムの餌をまぶして、バランス良く日によって変えながらあげすぎないように注意して、しっかりした糞をする程度)を回もなく食べており拒食なし。水換えやフィルターの交換などの掃除する日は、1日ご飯は食べさせないでいます。

〇水槽に近付くと寄ってきたり、ご飯の時間には飯くれダンスをします。
が、基本水槽の端で1分間に上下行き来セットで10回程度上下運動しており、上に上がる時はヒレを使って少し激しめです。たまに、水槽内を徘徊したり、違う場所にいきますが……
今までの行動は、基本活発で水槽内を悠々自適にゆったり動いたり休んだりしていました。発色等の見た目はいつもと変わりなさそうです。

長々明記しましたが、このような状態なので心配です。ただ単に、遊んでる状態なら良いのですが……何か問題がありそうなら教えていただきたいです。
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願い申し上げます。

A:
拝見しましたところ、餌も正常に食べているようですし、水質その他の飼育環境にも全く問題はないようです。
ただ逆に、少々丁寧に世話をされ過ぎているような印象を受けましたので、もしかしたらその辺りに要因があるかも知れません。

他種よりは人懐こいショウテデニィではありますが、フグは構い過ぎるとストレスを感じる場合があります。
あまりに過剰に飼い主が掃除等の世話やメンテナンスをし過ぎると、ストレスで上下運動をしたり隠れっぱなしになる等、挙動がおかしくなることがあります。
そういった行動を見せた場合は、しばらくそっと見守るようにして落ち着かせてみることも大切です。

〔 1770文字 〕 編集

2022年01月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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Q:
1匹(A)は3年程度、1匹(B)は2年程度です。60cm水槽に、仕切りを付けています。水温は29℃程度です。
先にAが食べなくなりました。あまり欲しいアピールをしなくなり、いやいや食べていましたが、全く食べなくなりました。しばらくしてBも食べなくなりました。こちらは、食べようとしますが外してしまい、それで諦めてしまいます。
どちらもそれまでは、ピンセットで口元まで持っていき食べてました。水面に浮いたものも食べに行きました。
変化で気になるのはどちらも、歯がすごく伸びた感じがします。それぐらいで、体に傷、痩せこける、白点のような症状はありません。
今は些細なことでもビックリしてるみたいなので、布を掛けて目隠ししています。
クリルを入れて布を掛け、しばらくして様子を見て残ってたら回収しています。時々食べたか齧ったかで、無くなっています。
※1匹だけあまり大きくならないプレコが居て、両方のスペースを行き来してるみたいです。宜しくお願いいたします。

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不勉強で恥ずかしいのですが、pH値以外の項目をチェックする器具道具を備えていません。おしゃべりしやすそうなお店(詳しそうな店主さんのお店)の場合は、必要なものやアドバイスをしてもらって揃えていった感じです。どのお店でも(実店舗)水質調べることについては言われなくて、pH試験紙は自発的に買ってみました。
お水かえにつきまして。水が減る(蒸発でしょうか?)と、ゴボゴボ音が気になるので足していったりしています。
週に1回か2週間に1回程度です。2週間程度空いた場合には足すのではなく、半分〜2/3程度かえています。
磯砂、濾過のところ水槽内に少し カキ殻を入れています。※店員さんのオススメで。
写真ですが、どちらもスマホ向けると凄く暴れまわってしまいます。うまく撮れてないかと思いますがよろしくお願いいたします。以前のように、餌を欲しがる可愛らしい行動を見せてくれることはありますが、見てるところで食べることがないので心配です。

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A:
インドシナレオパードパファーの適正水温は26度くらいですので、29度では少し高すぎると思います。ただ、一気に3度も下げると負担になるので、まずは27度くらいに設定してみて下さい。
現地の水質は弱酸性ですが、中性くらいでも問題ないです。
水質ですが、出来れば水質検査薬を購入し値を計測してみて下さい。
NO3とNO2の値が危険値を示した場合は、次の管理を行ってください。

NO3とNO2の値を正常値に戻すために水槽の1/4の量の水換えを毎日行います。水質検査薬で正常値に戻るまで続けて下さい。
一度に大量に水換えすると環境変化に耐えられずフグに負担がかかるので、1/4だけに留めておいてください。
交換する水は水槽の水温と同じか、1~2度高めの水温で交換してください。

水質が正常に戻ると食欲が戻るかもしれません。もし、これまで食べていた餌を食べる事が出来れば治療は完了なのですが、もし食べない場合はまたご質問ください。

インドシナレオパードパファーが暴れる件に関してですが、この種は大変神経質な種です。
水槽の周りを黒い布や仕切り板で覆うと嘘のように落ち着くこともあります。あとは、動作を普段よりゆっくりにして、水槽に近付くときは少し遠くから手を振って合図してから近付くようにすると段々と人馴れしてしてきて暴れなくなる場合があります。
一見フグ相手に手を振るなんて無意味なようにも思えますが、フグは大変良く人のことを見ています。近付いても安心だと思ってくれるようになれば、フグのほうから歩み寄って来てくれるようになります。

〔 1636文字 〕 編集

Q&A0073:ミウルスに適した砂量は?

No. 75 , ミウルス , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
最近ミウルスを飼い始めたのですが、情報が少ないのでわからないことがあって、教えていただけたらありがたいです。
今日ガーネットサンドを導入したのですが、砂量は多すぎるのでしょうか?画像の左側の一番高いところで4cmです。
また、底砂の掃除は毎週水換えの時プロホースで掃除しています。底砂を汚しやすいミウルスですが、清潔に保つためにしていることも教えていただきたいです。
厚かましく申し訳ありませんがよろしくお願いします。

ちなみにミウルスは4cm。40センチ水槽、外部式メガパワー2045上部式フィルターを使用しています。

A:
ガーネットサンドは種類によっては尖っており、ミウルスの肌を痛める場合があるかもしれないので注意が必要です。
砂の深さについてですが、うちは尖っていない川の砂を採集し潜ったときに腹が水槽の底に触れるほどの深さで敷いています。
肌を痛めることがあるので砂を敷かないベアタンク飼育をしている方もいますね。ただミウルスは砂に潜るのが大変好きな淡水フグですので、精神的なストレスになる場合もあるかもしれません。

ミウルスは淡水フグの中ではかなり神経質な性格ですので、1週間に1度の砂の掃除はかなりのストレスになるかも知れません。
なるべく刺激しないために、例えばミウルスから離れた場所の砂だけを洗浄するなど掃除の仕方には工夫が必要です。
砂の掃除は清潔に保つための大切なメンテナンスですが、ミウルスにとってはかなり嫌な事をされている認識になっていますので、出来るだけ嫌がられずに行うことがミウルスとうまく付き合うコツですね。

〔 700文字 〕 編集

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Q:
Guten Tag Toshiya. Ich habe eine Frage. Das C. IRRUBESCO Weibchen möchte ein Nest bauen. Das Weibchen war schon in der Pflanze und hat Eier verloren und gleich gefressen. Es möchte wieder in das Nest, aber das Männchen vertreibt es immer von der Pflanze.
Ist das Männchen noch nicht für die eier bereit? oder muss das Männchen das Weibchen jagen? Ich weiß nicht, ob das Männchen bereit für die Zucht ist?
Hoffe sie verstehen mich
Vielen Dank und liebe Grüße Ronny

質問があります。C. IRRUBESCO(レッドテールアカメフグ)のメスが巣を作りたがっています。メスはすでに植物の中にいて卵を産卵、すぐに食べてしまいました。また巣に入りたがるのですが、オスがいつも植物から追い払ってしまいます。
メスはまだ産卵する準備ができていないのでしょうか?それともオスがメスを追いかけなければならないのでしょうか?オスは繁殖の準備が出来ていないのでしょうか?
ご理解いただけると幸いです。
よろしくお願いします。

A:
送って頂いた動画を見る限り、相性の問題のようですね。
産卵場所となるレイアウトは大変良く出来ています。
レッドテールアカメフグ(C.irrubesco)の繁殖はかなりの数を行いましたが、繁殖の相手は同じ相手を選ぶ傾向がありました。
好みのパートナーは同じ年齢の個体を選ぶ傾向が強く、1年違っただけでも相手には選ばれない傾向があります。
あと、うまくペアになるよう、レイアウトや引き合わせるタイミングを飼育者がお膳立てしてあげて、うまく成立させる方法もあります。
そのためには個体の性格等を熟知し、タイミングよく引き合わせたり、オスが強い場合は普段メスを管理している側へオスを入れるなどしてメスを優位に立たせることでうまく繁殖することもあります。
もしくは、相手を変えることであっさり成功する場合もあります。

〔 1074文字 〕 編集

Q&A0071:ショウテデニィの歯ぎしり

No. 73 , ショウテデニィ,行動不審 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
ショウテデニィがジッジッと歯軋り?します。イライラしているのでしょうか?餌を与えた直後など空腹でないときにもやります。

A:
うちでも聞こえますよ。かなり大きな音ですよね。ちょっとしたイライラやストレスなどのときに鳴らしているようです。
すべての個体ではなく限られた個体がよくやります。

〔 170文字 〕 編集

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Q:
【前提】
・水槽:30cmx20cmx40cm
・生体:エメラルドパファー3匹
 ※タンクメイトでタイガープレコ2匹
・ろ過:スポンジフィルター&外掛けフィルター&投げ込み式フィルター
・底面:なし(ベアタンク)
・水草:エキノドルスホルマニー(鉢)、流木付きミクロソリウム、流木付きアヌビアス
・餌:クリル ※2日1回程度ビタミン剤付与
・水質検査:問題なし
・PH:7.2

【現在の状況】
3匹ともにエメラルドパファーの目が見えていない様に見える。
・現在は、サテライトに隔離(セパレートで3匹隔離)
・前までは、餌を近づけるだけで寄って来たが、今は餌を入れても口元までピンセットで運ばないと食べない。
・元気。食欲あり。
・目は飛び出ていない様に見れる。

【経過】
<1か月程度前>
タンクメイトとしてプレコを入れた。および、水質を安定させるためにフウの実を入れたタイミングでエメラルドパファーの食欲がなくなる。
⇒すぐに隔離水槽に移動。餌を目で追わなくなったため、目は飛び出てないように見られるも、塩浴(0.5%)および薬浴(グリーンFゴールドリキッドおよびアグテンを投入量の半分程度)を2週間程度実施。
※本水槽は、1/2程度に水替えを実施後。フウの実を取り除く。プレコはそのまま。その後は、5日間に1回1/3程度の水替えを実施。

<2週間程度前から現在>
薬浴か塩浴の効果があったのか食欲が戻り、元気になったため、サテライトに移動。ただし、目が見えていないように見られる症状は継続している。
※グリーンFゴールドリキッドをクリルに浸した薬餌を継続中。


【質問①】※今出来る対応について
・この後に薬浴等で視力を回復させる方法はあるのか。
 ※魚病薬は、アグテン、グリーンFゴールドリキッド、観パラ(粉末)は持ち合わせています。

【質問②】※今後繰り返さない様にするため
・原因は、水質の変化(フウの実の投入)だったのか。タンクメイト投入によるストレスであったのか。

アドバイス頂けますと幸いです。

A:
フグが失明する事例は過去に1度だけありましたが、残念ながら回復することはありませんでした。
目が白濁し一時的に見えなくなる場合は水換えの水質改善で回復しますが、綺麗な目のまま失明した場合の回復方法は残念ながらわかりません。
原因としましては、強すぎる照明、もしくはカメラなどのフラッシュ、目を傷つける尖ったものなどが考えられますが、3匹全匹となると原因は他にあるように思われます。

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このように白濁した眼球の原因は、長期間の水換え不足、ろ過不足が原因です。
この状態からの視力の回復は可能。
水質検査薬で水質を調べながら多めの水換え(水槽1/2)で数日で完治すると思います。


もし今後わかることがあれば更新したいと思いますが、お役に立てず恐縮です。

〔 1226文字 〕 編集

Q&A0069:ショウテデニィのサイズが違うと価格が変わるの…

No. 71 , , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
2cmのころは安かったのに大きくなるとどうして価格が上がるのですか?

A:
フグを大きくするまでには、毎日の水換え、水道料金、夏冬のエアコン管理やフィルターなどの光熱費、エサ代、栄養添加剤代金等、多くの経費がかかっています。
また、成長に従って隔離などの必要もあるため、スペースの確保も問題です。場合によっては新たな水槽や隔離器具が必要となり、その間他の魚の飼育を控える必要もあります。
1か月間手元に置いておくのと、三か月間、半年間置いておくのとでは、それらの経費と毎日の世話の時間は大幅に増えていきます。
さらにいざ出荷できるようになっても、小さい頃でしたらある程度の数をまとめて梱包できるのですが、サイズアップに従って個別に特殊ビニール袋を用意したり、カイロ等も余計にかかるようになってきます。また外箱の発泡スチロール箱も大きなものに切り替えなければなりませんので、送料もがらりと変わってしまいます…。
出来るだけ安価に提供したい気持ちで運営しているのですが、どうしてもギリギリこのぐらいはという料金を設定させていただいております。ご理解いただけますようお願い致します。

〔 534文字 〕 編集

Q&A0068 ショウテデニィの拒食

No. 70 , ショウテデニィ,拒食 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
種類:ショウテデニィ
・1.飼育期間:6ヶ月
・2.病症
とてもふっくらしていてエサをよく食べるメスだったのですが、いつからかエサを食べると咳き込むように吐き気がするためエサを拒否します。 その後は餌を食べず、主に床にじっとしています。
床にいる間のひれはほとんど動かず、他のふぐに比べて荒く呼吸しています。
エサは2日に1度JUNプレミアムクリルを主食として食べさせ、おやつにボウフラ、生きたエビを食べさせます。
現在も何も食べずにじっとしています.
以前にも同じ症状で一匹去っていきました。
前の相談文を見たらオメガ3栄養欠乏みたいでオトヒメS2の飼料を一緒にあげていますが、あまり食べません。
・3.pH、アンモニア、硝酸、亜硝酸の値:pH6.5、アンモニアNH3/NH4+0.20(ほぼなし)、亜硝酸塩NO2-0.005(ほぼなし)、硝酸塩NO3 12.5mg(やや高い)
・4. 水族館のサイズ:60 * 30
・5. 水温、水交換の頻度と量 : 水温 25.5、水交換 3日に一度 12リットル
・6.使用するフィルター種類 : Eheim 2215 サブフィルター + 2217 フィルター
・7. 混英語の有無(種類と数):Hypoptopomagulare 2匹、Brachygobius xanthimelas 5匹

A:

〔 597文字 〕 編集

Q&A0067:バイレイ幼魚(2-3cm)の管理方法

No. 69 , バイレイ,幼魚 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
今後お迎えするバイレイ幼魚の管理方法を教えてください。
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A:
■バイレイ幼魚が到着したら
まだ体が完全に出来上がっていない幼魚であるため、水温合わせ・水合わせ(特に水温合わせ)は慎重に行ってください。
とくに冬場は、水槽の水温と届いたときのビニールの中の水との温度差があるため2段階の水温合わせ を時間をかけてゆっくりと行ってください。
いきなりサテライトに入れて水温合わせと水合わせを同時にやってしまうと、急激な環境変化に耐えられずに死んでしまう場合があるので注意が必要です。

■給餌
アンモニアの発生を抑えるため、幼魚たちには半日の絶食の末に1日かけて輸送されています。
育ち盛りのバイレイは大変お腹を空かせているため、水温合わせ・水合わせが終わりましたら、たっぷりと餌をあげてください。冷凍アカムシ、イトメを好みます。

■バイレイ幼魚を管理するのに必要なもの

サテライトL
幼魚を管理する特殊な2リットル容器です。セパレーターで3区画(最大4区画)に隔離可能で、体長4㎝くらいになるまで管理出来ます。餌を食べたかどうかを確認しやすく食べ残した餌も片づけやすいため、幼魚の飼育には必須といっても良いでしょう。
いきなり広い水槽に放ってしまうと、きちんと餌を食べているかどうか確認出来にくく、毎日の状態管理が困難になります。

・幼魚が寝たり隠れたり出来る水草
幼魚が休んだり寝たり隠れたりできる場所が必要です。また水草は水質の浄化にも役立ちます。
ウイローモスやマツモなども使えますが、容器全体に広がりスポイトに絡まりにくくてメンテがし易いナヤスが特におすすめです。

ラムズホーン
幼魚が食べ残した餌や腐敗した餌を好んで食べて片づけてくれます。また、水槽のぬめりも食べてくれるので容器内を清潔に保つことができます。
さらに卵を沢山産み、孵化した稚貝はフグ幼魚の餌にもなります。しかしバイレイは魚食性が強く貝類はあまり食べない傾向があるので、一緒に入れておいても襲われることが少ないです。

他に必要なものは、残った餌や糞を取り除く稚魚用スポイト、バイレイが好むpH8.0-8.5の水質に変化させるサンゴ片などです。

■餌
餌はビタミン液に浸した冷凍アカムシ、うちでは富城物産のアカムシを与えています。アカムシは与えるメーカーが変わると食べなくなる場合があります。
イトミミズは、与える10分前にビタミン液に漬けてから与えています。他に小魚、ヨコエビや小エビなども食べると思います。

■水質
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バイレイが生息するメコン川本流の水質はpH8.0-8.5の弱アルカリ性です。
酸性に傾くと拒食してしまうので、サンゴ片を水槽に入れておくとよいでしょう。
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ロカボーイの中にサンゴ片を詰めてこのような感じで使うとバイレイに適した水質にしてくれます。
Puffer's SHOPにて販売予定ですので、購入して頂く事も可能です。

■バイレイの気性と混泳
バイレイは気性が荒く2cmくらいにまで成長すると喧嘩が始まります。また魚食性も強く、小魚も襲って食べてしまいます。
弱い個体を傷つけたり死なせてしまうこともありますので、サテライトのセパレーターを用いて1匹ごと隔離し、単独管理されることをお勧めします。
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〔 1395文字 〕 編集

2021年12月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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Q:
アベニーパファーの拒食について質問です。
1年半ほど幅34×奥行17.5×24のオールインワン水槽で飼育しているアベニーパファーが急に今まで食べていた冷凍アカムシを食べなくなってしまい、6日が経ちました。餌が欲しいようで近寄ってくるのですが、アカムシを差し出しても餌だと認識していないようで食べてくれません。今日ブラインシュリンプを与えてみたのですが、口に入れるものの吐き出してしまいます。このような状況で試せる方法はありますでしょうか?また、試して見る価値のある餌はあるでしょうか?お忙しいところ恐れ入りますが、答えて頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
追記:見た目からは病気があるようには見えず、泳ぎ方も異常はないようです。

- 追加情報1 -
今まではヒカリのクリーンアカムシミニキューブを溶かしてそのまま与えてきました。他に添加はしていません。
今朝1本だけアカムシを食べてくれましたが、その後は食べないようです。
追加の情報として、水温は27°C(水温計の正確性を鑑みるとプラスマイナス0.5°C)です。また、給餌は朝夜2回です。

- 追加情報2 -
関係があるのか判断はできないのですが水質で一つ思い当たったことがあります。それは、今まで水道の原水をカルキ抜きして換水していたのを、最近になって浄水をカルキ抜きして換水するようになった事です。餌をあまり食べなくなった時期とピッタリ被っている訳では無いのですが、これも何かしらのストレッサーになっているのでしょうか?もし思い当たる点がございましたら明日でも構いませんのでお返事頂けるとありがたいです。よろしくお願いします。

A:
拒食の原因は、浄水した水にカルキ抜きを使用されたことによるものだと思われます。
カルキ抜き剤の成分である【チオ硫酸ナトリウム】は、熱帯魚にとっては有害です。
カルキの入った水道水に使う分にはカルキと中和して無害なのですが、浄水した水にはカルキが入っていないため、カルキ抜き剤を使った場合、中和されずにカルキ抜き剤の成分である【チオ硫酸ナトリウム】が残ってしまいます。

対処方法ですが、水槽の水を半分交換、次の日も半分交換して、水槽内の【チオ硫酸ナトリウム】の残量を減らしていきます。その後は通常通りの管理で大丈夫だと思いますが、今後は浄水した水にはカルキ抜きの使用は厳禁ですので、お気を付けください。

〔 1039文字 〕 編集

Q&A0065 寄生虫カマラヌスの治療法

No. 67 , カマラヌス , by 管理者 Icon of sprite

Q:
寄生虫カマラヌスを完治されたことがあると聞きましたが、どのような治療法か教えてください。

A:
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日本ではカマラヌスに有効とされる薬[※後述]が入手出来ないので、ダメもとで代用として虫下しの薬効があるという漢方薬(海人草:カイニンソウ、別名:マクリ)を探し治療して完治しました。
カイニンソウに含まれるカイニン酸が線虫を興奮させるため、煮だしたカイニンソウのだし汁を入れたときに一斉にお尻から大量に現れます。その後、出て来た線虫を麻痺させ駆除します。
麻痺するとお尻から大量のカマラヌスが飛び出し花を咲かせたように広がります。その状態で煮だしたカイニンソウを使い続けると赤かったカマラヌスが透明になってきますので、死んでいく事が目視で確認出来ると思います。


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やかんでカイニンソウを煮出し、冷めたらカイニンソウごと煮だし汁と共に水槽に入れます。
濃度や回数は治療の魚の状態やカマラヌスの数や状態を確認しながら調整しました。
水槽の水18㍑あたりカイニンソウ6g使用
カマラヌスが赤色から透明に変わるのに、約10日間かかりました。
薬を入れることにより、魚、エビ、貝などが不調になったりすることは確認されませんでした。

細かく砕いたカイニンソウ自体を食べる魚でしたら、効果は増します。
またエビやカニなどを食べる魚の場合は、エビやカニにカイニンソウを食べさせてから餌にすることにより効果は増します。

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カマラヌスの先端についているのはおそらく卵だと思います。
これを水槽内にまき散らして、また魚の中に入っていくのではないかと推測。
酷かも知れませんが、このような状態のときは魚ごと処分したほうが良いかも知れないです…。

私のところは餌用に買ったグッピーが原因でした。別水槽で増やしているときにカマラヌス発覚。
まだ生餌として与える前でしたので被害は最小限ですみましたが、フグにも感染はするそうです。
その後、そのグッピーたちは完治して、今うちにいる100匹近くの子は治療した個体の子孫たちです。
再発は確認されていません。

※ドイツのセラ社のネマトールという薬品はカマラヌス治療用の良薬ですが、現行法ではネマトールに入っている成分の一部が認可されておらず、輸入が出来ないので入手が困難です。
稀にヤフオクなどで販売されていますが、高価です。
うちでも数本在庫がありますのでお困りの時にはご相談ください。

〔 1034文字 〕 編集

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Q:
お疲れ様です。
こちらで3匹譲り受けたうちの1匹がサイズも小さくエサをうまく食べれてないのでサテライトに移したのですが…転覆病?ひっくり返ったり横向いてばかりいます。
何か対策ありますでしょうか?元々エサの食べ方が下手な感じで気にはしてたのですが。
京都淡水フグ繁殖研究所さんでもこのような事例はありますでしょうか?よろしくお願いします。

45センチスリムに3匹とヤマトヌマエビ数匹で管理
ph6.5〜7
水温26℃
エサはこちらで購入したおとひめS2を主食に週末冷凍アカムシです。
気になるのは他の2匹が少し大きくなり見れてない時にいじめやストレスがあるかもしれません。
水質等は他の水槽も複数管理しているので水換えも問題ないと思うのですが…

お時間ある時に考えられる原因、対策、対処法などご教授願います。

A:
ショウテデニィ特有の症状なのですが、驚かせたり(網で掬った、メンテで流木がぶつかった、掃除道具と接触)すること等で、一時的にショック状態となり、うまく泳げなくなる個体がいます。対処方法はサテライトに隔離して落ち着かせることなのですが、今回の症状は逆にサテライトに入れる際に、もしくは入れたことによってショック状態になったのではないかと推測します。そういった場合はサテライトの中をその個体にとって落ち着いた環境にすることで自然におかしな泳ぎはなくなり安定してくると思います。

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サテライトに水草をたっぷり入れて安定(安心)させる事で症状は治まります。環境に馴染むと餌も普通に食べるようになり、泳ぎも普通に戻ります。この症状によって死亡することは通常ありませんが、一度この症状を起こした個体は持病のようになってしまい、たびたび発作的に同じような症状に陥る場合があります。

〔 774文字 〕 編集

2021年11月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

Q&A0063 ショウテデニィの縄張り争い?

No. 65 , ショウテデニィ,混泳 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
お世話になっております。
7月に譲っていただいたショウテデニーがどの子も6.5cmを超えてきました。
現在60cm水槽で管理しているのですが、オスと思われる小型個体が縄張りを主張しはじめました。

またメスと思っている大型個体の1尾もオスほどではないにしろ、他の個体を追い払う動作を見せはじめました。

そこで質問なのですが、ショウテデニーのテリトリー及び小競り合いは♂♀関係なく発生するものなのでしょうか?

A:
ショウテデニィの同種への攻撃や威嚇などは、傾向としてはオスがオスに対して行うことが多いですが、メスにも行うこともあります。メスが攻撃するケースもまったくないわけではありません。
相性は運ですが、もし小競り合いが増えた場合は、水槽内を流木で複雑にレイアウトすることで回避出来る場合もあります。
それでも喧嘩する場合には水槽サイズを大きくし、さらに流木で複雑にレイアウトします。
標準60㎝水槽の場合だと4匹くらいが最適だと思います。
ショウテデニィは、土管や人工的なオブジェクトには入らない傾向がありますので、流木を強くおすすめします。
また、流木で喧嘩は一時的に緩和できることもありますが、繁殖行動を迎える頃には喧嘩がより一層激しくなる事もありますので、どうしても相性が悪い場合は隔離するのが一番安全です。
比較的大人しいといわれているフグですが、争いで死んでしまうケースもいくつか報告されています。

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喧嘩防止のため流木で複雑にレイアウトした水槽の例を写真で紹介します。

〔 678文字 〕 編集

Q&A0062 冬場の水温合わせ・水合わせの方法

No. 64 , 淡水フグ , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
フグを購入したところ、冬場ですので通常よりもしっかり水温合わせをしてくださいと返答があったのですが、具体的にどのように行えば良いでしょうか?

A:
冬場は24時間カイロを入れて梱包しておりますが、どうしても到着時の水温は20度弱まで低下してしまいます。

到着したフグが入ったビニール袋の水温と、お入れになる水槽の水温の差がかなりあるようでしたら、まず水槽とビニールの中間の水温で1時間水合わせ。
その後、水槽の水温でさらに1時間の水合わせを行う、【2段階水温合わせ】を強くお勧めします。

例)
到着したときの水温が18℃、水槽の水温が28℃の場合。
この例ですと温度差は10℃ですので、バケツなどの容器に温度差の1/2の水温にあたる23℃の水を入れたバケツに生体の入ったビニール袋を浮かべ、1時間の水温合わせを行います。
その後、生体の入ったビニール袋を水合わせを行う水槽に浮かべ、さらに1時間の水温合わせを行います。こうしてようやく、水槽の水とビニール袋の水温合わせが完了。
このタイミングで開封、サテライトに生体を移して、今度はpHショック防止のためゆっくりと水合わせを行ってください。

到着した状態の冷たいビニール袋に入ったフグをかわいそうだと思わず、水槽でぷかぷか1時間くらい浮かべる水温合わせは冬季に於いては本当に大切です。
絶対にやってはいけないのは、到着してすぐに生体をサテライトに移して水温合わせと水合わせを同時にやる行為。
これをしてしまうと、高確率で弱らせたり落としてしまいます。

特に年間を通して水温、水質の変化の少ない大河に生息しているフグやまだ小さなフグの幼魚の場合は、数時間で変化する急激な温度差は致命傷になりかねないことを理解し、水合わせを行ってください。
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〔 781文字 〕 編集

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Q:
現在60cm水槽に南米淡水フグ5匹を飼っています。
ちょっと寂しいので、ブロンズパファーを導入したいと考えていますが。共存できますか?

A:
基本、違うフグ同士の混泳は推奨出来ませんが、自己責任で混泳するのであれば可能です。
ただし、鰭が齧られたり、体が損傷する可能性は十分に考えられます。

京都淡水フグ繁殖研究所では、他種同士の淡水フグの混泳は推奨しておりません。
また同じ種同士でも繁殖期を迎えた場合(成魚になり繁殖可能となった個体)は、繁殖行動中を除き、オスとメスは隔離して管理しています。(一部の淡水フグを除く)
フグは生体を齧る性質がありますので、無用なトラブルを避けたい場合は、基本単独飼育が最も望ましい飼育方法になります。

〔 359文字 〕 編集

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Q:
こんにちは、淡水フグ飼育未経験の者です。
質問させていただきます。

現在60cm水槽にブルーアイプレコ(17cm)を単独飼育しています。
そこへテトラオドンファハカ(5cm程の幼魚)の混泳を検討しています。
プレコなどのあまり動かない魚に対してもかじったり、攻撃したりするのでしょうか?もちろん個体によって差異はあると思うのですが、プレコと淡水フグの混泳は可能なのでしょうか?

現在はファハカの飼育を検討していますが性格がきついというのをよく聞きます。他に最大30cm程の弱酸性で飼育できる淡水フグはいますか?

A:
ファハカは魚食性が強い淡水フグです。噛む力も大変強く、ヒーターのコードを食いちぎったりヒーター本体ですらかみ砕く事もあります。
できればファハカとは、餌になってもいい魚以外は混泳させないほうが良いと思います。
餌として入れておいた魚でもすぐに食べるとは限らず、半年くらいしてから急に食べてしまう場合もありますので数日の混泳に成功したからと言って混泳が出来ると言えるわけではありません。
種によってはプレコとの混泳が可能なフグもいますが、基本的にはフグと他の魚はいっしょに飼わないほうが無難です。
混泳される場合はすべて自己責任で行う必要があります。
またファハカに適した水質は弱アルカリ性ですので、酸性には傾けないほうが良いと思います。

〔 614文字 〕 編集

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Q:
いぜん3匹購入した者です。3匹はベアタンクで今のところ問題なく元気にやってます。
この子は元からいる7センチくらいのデニィなんですが最近オトシンや小さいコリドラスを見つけると追っかけたりするようになりました。
何故なのか?オスメスどちらなのか?などもしわかる範囲でアドバイス頂けると助かります。突然メールで失礼します。
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A:
ショウテデニィは魚食性の弱いフグではありますが、中には同居していたメダカなどを食べてしまったという話も聞かれますので、必ずしも食べないということはないようです。
どうしてもフグですので、最悪の場合は餌になっても良いと思える魚以外とは混泳をさせないほうが良いと思います。
性別の判別方法につきましては、以前に考察動画を作成しましたのでぜひご参考になさってください。

〔 374文字 〕 編集

2021年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

Q&A0058:バイレイの拒食し元気がなくなりました

No. 59 , バイレイ,拒食 , by 管理者 Icon of sprite
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Q1:
【現在の状況】
バイレイが以下の状態となっている。
・底面で黒ずんでおり、口も開いており呼吸が激しい。
・2日前より何も食べていない。食欲もない。
・白点病など見た目での病気の様子はなし

【前提】
・水槽:30cmx20cmx25cm
・生体:バイレイ1匹 10cm弱 
 ※5cm位で買い1年1か月程度飼っている
・ろ過:スポンジフィルター&底面フィルター
・底面:サンゴ片
・水草:マツモ
・餌:クリルおよび週に1度生餌のメダカ

【経過】
◆5日前
バイレイ:元気

他の水槽掃除時にバイレイ水槽のヒーター(26度固定)を切っており、電源を入れ忘れた。
<温度:26℃くらいのはず>

◆4日前&3日前
バイレイ:元気で食欲あり
<温度:見ていない>

◆2日前
バイレイ:元気だけど食欲なし

バイレイ水槽掃除時にヒーターを入れ忘れた事にを気づきヒーターを入れる。且つ掃除を行い1/3換水を行う。
<温度:23.7℃⇒26.2℃>

◆1日前
バイレイ:不調
⇒底面で黒ずんでおり、呼吸が激しい。食欲もなし。

ヒーターを温度調整の物に変更し、25℃に設定。合わせて1/3換水を行うと同時に塩を入れる(塩分濃度:0.1%)。
<温度:26.2℃⇒25.2℃>

◆本日
バイレイ:不調
⇒底面で黒ずんでおり、口が開いており呼吸が激しい。食欲もなし。

1/3換水をを行うと同時に塩分濃度を上げる。(塩分濃度:0.1%⇒0.4%)
<温度:25℃>

★本日の試験結果
・テトラ6in1:PH6.8&その他異常なし
※切らしていたため、先ほど買って来て試験しました。

【お願い】
短期間で温度を上下させた事が原因かと思っております。今後の対応など、アドバイス頂けますと嬉しく思います。

A1:
過去に似たような症状のご相談があり、Q&Aにて回答させて
いただいておりますのでリンクを貼らせていただきます。
https://puffersisland.com/tegalog/tegalo...

------------------------------------------------------

(追加のご質問)
Q2:
お忙しい中、ご返信ありがとうございます。

サンゴ片は物置にありましたので、
先ほど、追加いたしました。

ただ、追加で一つお願い事項がございます。

呼吸が荒く、バイレイが明らかに元気がない。
泳ぎ方も弱弱しい。
その時に私ができる事を教えて頂きたい。

★本日までに私がした事
① 毎日の換水(1/3程度)
② 塩浴の実施(現在塩分濃度0.4%)
 ⇒バイレイに塩浴は有効なのか。
③ テトラバイタルを少量スポイトでかける。
④ ジクラウォーターを少量スポイトでかける
⑤ エアレーションの追加 ※本日の夕方
⑥ サンゴ片の追加 ※10分前

上記、①~⑥以外で私ができる事はありますでしょうか。
また、①~⑥で逆効果の様に感じられることはございますでしょうか。

とても可愛がっている個体であり、
とても心配です。
お手数ですが、アドバイス頂けましたら幸甚です。


A2:
メコン川の淡水フグ(バイレイを含む)はpH8.0-8.5の弱アルカリ性に生息しているため、水槽のpHは常に8.0以上あることが好ましいのですが、中性の7.0を切ると高確率で拒食になり、餌を食べずに落ちる個体を見たり聞いたりしてきました。
うちでは外部式フィルターのろ過材を全部サンゴにしてpHが8.0を下回らないように管理していますので、拒食も起こらず繁殖して産卵もしています。
水質を安定させる方法としましては大きな水槽を使うことも有効です。現在お使いの水槽は、バイレイには少し小さいので45-60㎝水槽で飼育されることをお勧めいたします。そうすれば水質も安定し、バイレイに理想的な環境で健康を維持しやすくなります。
呼吸が早いのはバイレイにとって好ましくない水質が続いたことによるストレスかと思いますので、サンゴ砂を使ってpH8.0-8.5を維持できる環境作りを目標にされてはいかがでしょうか?その環境が維持できるようになれば、過呼吸も収まり食欲も戻ってくると思います。


①頻繁な水換えは水道水のpHが7.0前後であるため、サンゴでせっかく上がったpHを下げる事にもなりますので、アンモニア、亜硝酸、硝酸の数値が問題なければ頻繁には交換しないほうがよいと思います。
②塩浴は今回の症状には当てはまりませんので、逆にストレスになるかもしれません。
③④のテトラバイタル、ジクラウォーターについては使用したことがないため、回答は控えさせていただきます。
⑤過呼吸のときには有効です。
⑥サンゴ片はどれくらいの量を追加したのか、どれくらい使われているのかがわかりませんが、水槽のpHを8.0以上にするためには底砂すべてをサンゴ砂にしても問題ないぐらいです。

〔 2075文字 〕 編集

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Q:
先日はご助言ありがとうございました。餌を食べなくなっていたムブですが食べない間にヒレに白い濁りのようなものが出てきて胸ビレ、尻ビレに目立っております。ヒレが裂けたとか充血していることもなく体表には特に異常は見当たりません。餌を食べなかった間に栄養が足りなかったからなのか何かしらの病気なのか自分では判断ができませんでした。もしよろしければ画像から何かご助言いただければありがたいです。
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【追記】
・飼育期間は金曜日でちょうど4週間
・症状はヒレのスジが白くなっている、所々太くなっている。充血はなく体表に外傷は一切ありません。
・pHは今日の時点で7.0と7.5の間に見えます。(Sera社pHテスター)
Tetra社6in1では硝酸は10-25の間で10寄りに見えます。
亜硝酸は反応無し。
・水槽サイズは60*30*36
・水温は室温管理で26-27度になるようにしていますが一度28.5度を超えた日がありましたのでその日は換水で27度台に落とした後室温の見直しをして27前半以上には上がっていないと思います。
・水換えの頻度は週末に底面の大磯の半分程度を1/3換水と同時に、水曜か木曜に目立つゴミが有れば吸い取りながら1/4換水。水はマーフィード社のスタンダードで浄水して室温で12-24時間汲み置きして温度を合わせたものです。
・濾過器はコトブキ社のプロフィットBigにガラス系リングろ材を入れ、同じくコトブキ社の底面フィルターに直結。2週目から追加でエーハイム社クラシック2215。水流が強くなりすぎないようステンレスのメッシュで弱くしてあります。
・生体はムブ以外に餌として食べてくれることを祈ってレッドラムズホーンと餌に興味を示さなかった時期があったので13日から観賞用ヒメダカを5匹入れ生き餌に興味が出るか試していました。食欲が戻ってきたようで今は残り1匹になっています。

症状が出始めたのが先週で底面フィルターの筒とガラスの間を通って傷でもついたかと思って見ていましたが尻ビレにも見えてきたのでカラムナリスを疑いはじめました。充血やヒレが裂けることもなくどうなのだろうとネットで画像を見て回りましたがヒレがボロボロの画像ばかりでうちのムブの状態が初期症状なのか全く別の何かなのか判断がつきませんでした。
拒食期間は約一週間、その間は何をあげても一切口にしませんでした。その一週間の間に水温が上がりすぎた日がありました。
お迎えしてから一週間は良く食べ、二週目に食欲が落ちてきて、三週間目が絶食、今四週間目で少しクリルを食べ見ていない間にメダカを食べているようです。

A:
淡水フグの鰭の鰭条(きじょう)鰭を支える線状の組織が白くなってしまう症状は確認されています。ただアジアの淡水フグでは確認されず、アフリカの淡水フグに多いように思われます。
病気の治療(薬浴)を終えた個体やストレスのある個体に発生しやすいようです。他のフグには感染することがないのは幸いですが、白くなった鰭は数か月経過しても治ることはなくずっと白いままであることが多いです。
ただ鰭が白いままでも繁殖もしますし、健康上の問題はないことから自然に治癒するのを待つしかないのですが、現在のところ治療方法は見つかっていません。

〔 1391文字 〕 編集

Q&A0056:アベニーパファーの喧嘩

No. 57 , アベニーパファー,混泳 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
現在アベニーパファーを飼育しています。喧嘩が絶えず、その影響か顎の下から出血したり膨らんだままなくなっていたりする子がいます。
水草は入れていますが他に良い方法はありますか?また、好みの水質などはありますか?

A:
アベニーパファーは見かけの可愛さに反して、気性の荒いオス個体がいた場合、他の弱いオスをすべて攻撃してしまうケースがあります。
特に繁殖行動中となるとオスの気性はさらに荒くなり、その攻撃は相手を殺してしまうほどで、そういった場合は隔離することをおすすめします。
しかしながら気性の荒いオスもメスには攻撃しない傾向がありますので、アベニーパファーを飼育する場合は1匹のオスに複数のメスを飼う事が理想的です。
ただしメスと一対一の場合は、執拗に繁殖行動を行いメスを弱らせてしまうというケースもありますので、注意が必要です。

アベニーパファーは、水草、流木などの障害物を増やしても喧嘩防止になりにくい場合が多く、混泳対策が難しいフグです。仲が良かったオス同士でも、いざ繁殖行動をとるようになれば、攻撃に転ずることも少なくありません。

水質は、多少なら弱アルカリや酸性に傾いても問題ないので、中性を維持しつつ極端にいずれかに傾け過ぎない程度が良いと思います。

〔 559文字 〕 編集

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