No.44
Q:
ボルネオアカメフグの生息地の情報を教えてください。
A:
ボルネオアカメフグは、ボルネオ島、サラワク州の固有種です。
大きな河川の河口から50-60kmあたりのジャングルの中を流れる川に生息しています。
川幅は約20mほどで白濁しており、日の当たらない流れの淀んだ木の根付近を好みます。
なぜか同じ川でも日の当たる場所には生息していません。
川の側面は粘土状の土がむき出しになっており、潮の満ち引きの影響を受け水位がかなり変化します。
川の水質は弱アルカリ性ですが、ジャングルの中にある弱酸性の水たまりにも生息しています。
なぜかというと、雨季で水位が上がっているときに川からあふれ出した水はジャングル中に広がり水たまりとなります。
乾季になり水が引いたときにジャングルの中のこうした水たまりに取り残される個体がいるためです。
このような水たまりは落ち葉のタンニンで紅茶色になり、水質は弱酸性となります。
そのような環境に生息しているため、幅広い水質に順応するようになったものと思われます。
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