全年全月29日の投稿[4件]
2022年03月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
Q:
飼育の注意点としては①サンゴ砂等を入れてアルカリ性の水にする②水換えを頻繁に行う。ですかね?それ以外として水流は強い方が良いとかありますか?またご飯はカーニバルだけの単食で大丈夫でしょうか?
A:
バイレイの運動能力は低く(あまり動かない)、狭い場所を好むことからブリードしたバイレイはペン立ての中で飼育されていました。
お互い齧りあって殺しあうこともあるので単独飼育は必須です。
いきなり広い水槽に放つよりは、まずしばらくの間はサテライトなど隔離容器に入れて管理する事をおすすめします。
サテライトには水草や土管などを入れておくと、より落ち着くと思います。
成長してサテライトに入りきらなくなるまで管理し、その後ようやく水槽へ移動させると良いと思います。
バイレイが入る込む巣穴は、成長に合わせて大きくしていきます。
12㎝を越えるまでに最低でも3回くらいはサイズに合わせて交換してあげて下さい。
水流はあったほうがよいですが、淀みを作ることは必須です。特に寝たり休む場所には水流がほとんどない状態が望ましいです。
水質は弱アルカリ性を維持するために写真の様にサンゴ砂を入れて置くことを推奨します。またサンゴ片をろ過材として使用するのも良いと思います。
餌は開封して1か月以上経過していなければ、カーニバル単食でも大丈夫です。人工飼料は日に日に酸化していきますので開封したものは真空パックをして保存し、1か月で使い切る分だけ出してバイレイに与えて下さい。
2021年11月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
Q:
お世話になっております。
7月に譲っていただいたショウテデニーがどの子も6.5cmを超えてきました。
現在60cm水槽で管理しているのですが、オスと思われる小型個体が縄張りを主張しはじめました。
またメスと思っている大型個体の1尾もオスほどではないにしろ、他の個体を追い払う動作を見せはじめました。
そこで質問なのですが、ショウテデニーのテリトリー及び小競り合いは♂♀関係なく発生するものなのでしょうか?
A:
ショウテデニィの同種への攻撃や威嚇などは、傾向としてはオスがオスに対して行うことが多いですが、メスにも行うこともあります。メスが攻撃するケースもまったくないわけではありません。
相性は運ですが、もし小競り合いが増えた場合は、水槽内を流木で複雑にレイアウトすることで回避出来る場合もあります。
それでも喧嘩する場合には水槽サイズを大きくし、さらに流木で複雑にレイアウトします。
標準60㎝水槽の場合だと4匹くらいが最適だと思います。
ショウテデニィは、土管や人工的なオブジェクトには入らない傾向がありますので、流木を強くおすすめします。
また、流木で喧嘩は一時的に緩和できることもありますが、繁殖行動を迎える頃には喧嘩がより一層激しくなる事もありますので、どうしても相性が悪い場合は隔離するのが一番安全です。
比較的大人しいといわれているフグですが、争いで死んでしまうケースもいくつか報告されています。
喧嘩防止のため流木で複雑にレイアウトした水槽の例を写真で紹介します。
2021年07月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
Q:
サリバトールは情報が色々ありすぎて、水質は弱酸性のブラックウォーターで合ってるのでしょうか?それともボルネオアカメフグみたいに、慣れれば広範囲に適応するのでしょうか?
A:
サリバトールはボルネオ島のサラワク州の固有種、現地には何度か訪れ採集しましたが、弱酸性から弱アルカリ性どの水質にも生息していました。写真はサリバトールを採集したブラックウォーター、弱アルカリ性の川、中性の小川です。
漁師さんの話では、ボルネオアカメフグよりやや上流の少し透明度のある川幅が狭く浅くてボートでは行けない場所に沢山いると言っていました。雨季と乾期ではかなり水深に違いがあり、私の訪れた時期ではジャングルが雨季の水で沈んで木の枝に阻まれて、サリバトールの生息する場所までは残念ながら行けなかった思い出があります。
話を戻しますが、うちでは弱酸性でも弱アルカリでも飼育していますが、水質を急激に変化させなければ問題はありません。成長期は弱アルカリで飼育したほうが成長が早いように思われます。ちなみに稚魚の頃は弱アルカリの汽水で管理しています。
Q:
四日前にスバッティを買いましたが 未だに餌を食べてません 心配で仕事になりません 相談にのって下さい 体調は12センチです 餌は金魚 めだか スジエビ クリルをあげても駄目でした 口元にもっていっても みむきもしません 宜しくお願い致します。
A:
飼育環境がかかれていませんので、推測でしかお答えすることが出来ませんが、おそらく飼育環境に問題があり、拒食しているのだと思います。
まだ水槽の立ち上げが浅いときには、濾過が出来上がっていないため、アンモニア、硝酸の値が高くなり、餌を食べないどころかアンモニア中毒で死んでしまう恐れもあります。
もう一点は、スバッティが生息するメコン川流域は、pHが海並みに高くpH8.0-8.5が必要です、水質が酸性に傾くと餌を食べなくなる傾向があります。
水槽に流木やソイルを入れていませんか?それらは水を酸性に傾けるのでスバッティの飼育には不向きです。濾過材に粗目タイプのサンゴ砂を使うか、底砂にサンゴ砂を使うくらいがスバッティには丁度よい水質になります。
一度テスト試験紙でアンモニア、硝酸、亜硝酸、そしてpHを測定することをおすすめします。