2023年10月03日の投稿[1件]
Q:
飼っているインドマミズフグですが、3匹のうちの1匹が、ここ3日ほどエサを食べず、底であまり動きません。
他の2匹は元気です。
塩は若干入れてます。
pHは、7.2です(デジタル計)
以下、情報となります。
よろしくお願い致します。
飼育期間 2ヶ月
病気の症状 水槽の底であまり動かない。餌も3日食べていない。(普段、出張しており、妻がエサをあげてるので、もっと以前から食べてないかもしれません)
pH 7.2
アンモニア、硝酸、亜硝酸の値 添付参照ください。
水槽の大きさ 40cm
水温、水換えの頻度と量 26度、水換え 週一回 水槽の半分程度
使っている濾過器の種類 エーハイム2211
混泳魚の有無(種類と数) 同種3匹 10cm程度
【追記】
塩は、添付のを37g程度入れてます。(水25Lに対して)
因みに前のショップでは、純淡水だったそうです。
ただ、少し塩を入れても良いかもとのことでした。
一度、人工海水で4分の1の汽水を作ったら、少し苦しがったので、このくらいの塩を入れてます。
餌は、朝が3匹に対してクリル3〜6匹、赤虫1ケースです。
夕方も3匹に対して、クリル1〜3匹、赤虫1ケースです。
A:
拒食の原因は塩分と餌にありそうです。
まず塩分ですが、今の塩分ではほとんど淡水と変わりません。海水1/4程度で飼育されることをお勧めします。
ただ急に塩分を濃くするとバクテリアが死んでしまいますので、水換えの度に塩分を増やし徐々に海水1/4に近付けていってください。
インドトパーズパファーは幼魚がよく淡水域で捕獲されるため、マミズフグという名称で輸入されますが、本来は淡水と汽水域を行き来するフグですので長期飼育には塩分が必要です。
またGoogleで検索をしたところ、淡水でも大丈夫といった間違った情報が沢山検索されますが、情報を鵜呑みにしない事が大切です。
塩分濃度は海水で飼育している方もいますが、海水1/4程度の汽水が丁度良いと思います。
餌に関しては今のままですと、他の個体も徐々に元気がなくなって同じように拒食すると思います。
原因は餌の栄養不足です。乾燥クリルとアカムシは汽水魚であるインドトパーズパファーには必要な栄養がまったく含まれていないためです。
必要な栄養とはDHAです。淡水魚はDHAを体内で生成する機能を持っているのですが、海水魚・汽水魚にはこの機能がないため(弱いため)、餌からDHAを摂取するしか方法がないので、その栄養が不足すると拒食したり突然死する場合があります。
DHAを摂取させるためには海水魚用の人工飼料を、それを食べない場合は冷凍エビや冷凍クリル(冷凍スジエビもDHAは豊富です。)を与える必要があります。
また各種ビタミンも必要になりますので、冷凍エビを解凍する際に液状のビタミンを浸み込ませてから与えると良いでしょう。
私は生桜エビをインドトパーズパファーに与えていましたが近年は桜エビの不漁により値段は高騰してしまい餌としては不適切になってしまいました。
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