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2022年09月の投稿[2件]

2022年09月19日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

Q&A0117:UV殺菌灯の導入について

No. 117 , 病気,殺菌灯 , by 管理者 Icon of sprite

Q:
先日別水槽で飼っているプレコがエロモナスに感染してしまい今後の事を考えてUV殺菌灯の導入を検討しています。
同時にショウテデニィ水槽にも予防目的で導入しようか検討しているのですが、京淡様の考え方としては如何でしょうか?バクテリアへの影響は少なからずあるかと思いますので極力生物ろ過を重視して日頃の水替え、糞取りで対応する方が良いか、12時間程度の縛りを設けてUV殺菌灯を導入する方が安全かご意見いただきたく。宜しくお願い致します。

A:
うちでは淡水フグ、海水フグの飼育には殺菌灯を使わずともほとんど病気にはならなかったので、殺菌灯は未だ使用しておりません。
病気になった場合は病気の個体をバケツに隔離し、ちゃんと治療を終え再発しないかどうか、しばらく様子を見てから水槽に戻すようにしています。
従って必ずしも殺菌灯はなければならない事はないと思います。
エロモナスは、普段から水槽内に存在している常在菌です。魚が元気な時は免疫力でエロモナス症の発症は抑えられているのですが、魚の抵抗力が落ちたりストレスを強く感じたりしたときに発症する病気ですので、その原因を究明してあげることのほうが大切かと思います。

〔 532文字 〕 編集

2022年09月17日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

20210729204001-sprite.jpg

Q:
ショウテデニィには突然死があると聞きましたが、何か予防方法がありましたら詳しく教えて下さい。

A:
ショウテデニィの突然死は、主に栄養素のDHA不足から発症する場合が多いように思われます。
淡水魚にはDHAを体内で生成する能力が備わっているのですが、海水魚はDHAを体内で生成する能力がないため、餌から摂取するしか方法がありません。
おそらくショウテデニィの祖先は海から淡水に生息環境を移すときにDHAを体内で生成する能力が不十分なまま、淡水化したのだと推測しています。
ショウテデニィの生息している場所にはDHAをふんだんに含んだ餌が多いので、DHAを体内生成する能力が不十分であっても生息が可能だったのではないかと推測しています。

DHAとは油の一種なのですが非常に酸化しやすいので管理方法が重要です。
主におとひめSシリーズを与える事によりショウテデニィに必要不可欠なDHAを接種させることが出来るのですが、そのまま1か月以上、通常気温の場所に放置しておくとDHAは酸化してしまいます。
またヤフオク等のオークションで販売されているものは個人出品ため開封日や保存状態が不確かですので、信頼の出来るお店などから購入する事をお勧めいたします。
それを防ぐための方法をご紹介します。

202209172253051-sprite.jpg
おとひめを長期保存する場合は真空の容器に入れられる事をお勧めします。
ただし真空のビニール袋ではやや効果は弱いので、写真のような丈夫な真空保存容器に入れ、空気を限界まで抜きます。
さらに脱酸素剤乾燥剤を入れておくとより効果的です。

20220917225305-sprite.jpg
使用するおとひめは1-2週間で使い切る分だけを取り分け、ビニールやガラスの容器に入れるのではなく、アルミのジップロックに入れる事を推奨します。
アルミは酸素と非常に結び付きやすい性質のため、中に入れたものを酸化から守ってくれます。
こちらにも脱酸素剤乾燥剤を入れておくとより効果的です。

〔 840文字 〕 編集

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