全年11月23日の投稿[1件]
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Q:
フグを購入したところ、冬場ですので通常よりもしっかり水温合わせをしてくださいと返答があったのですが、具体的にどのように行えば良いでしょうか?
A:
冬場は24時間カイロを入れて梱包しておりますが、どうしても到着時の水温は20度弱まで低下してしまいます。
到着したフグが入ったビニール袋の水温と、お入れになる水槽の水温の差がかなりあるようでしたら、まず水槽とビニールの中間の水温で1時間水合わせ。
その後、水槽の水温でさらに1時間の水合わせを行う、【2段階水温合わせ】を強くお勧めします。
例)
到着したときの水温が18℃、水槽の水温が28℃の場合。
この例ですと温度差は10℃ですので、バケツなどの容器に温度差の1/2の水温にあたる23℃の水を入れたバケツに生体の入ったビニール袋を浮かべ、1時間の水温合わせを行います。
その後、生体の入ったビニール袋を水合わせを行う水槽に浮かべ、さらに1時間の水温合わせを行います。こうしてようやく、水槽の水とビニール袋の水温合わせが完了。
このタイミングで開封、サテライトに生体を移して、今度はpHショック防止のためゆっくりと水合わせを行ってください。
到着した状態の冷たいビニール袋に入ったフグをかわいそうだと思わず、水槽でぷかぷか1時間くらい浮かべる水温合わせは冬季に於いては本当に大切です。
絶対にやってはいけないのは、到着してすぐに生体をサテライトに移して水温合わせと水合わせを同時にやる行為。
これをしてしまうと、高確率で弱らせたり落としてしまいます。
特に年間を通して水温、水質の変化の少ない大河に生息しているフグやまだ小さなフグの幼魚の場合は、数時間で変化する急激な温度差は致命傷になりかねないことを理解し、水合わせを行ってください。