全年09月25日の投稿[3件]
2024年 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
Q:
サリバトールを飼ってみたいと思うのですが、飼育環境や餌、飼育のポイントなどがあれば教えてください。
A:
ボルネオ島、サラワク州の固有種です。
オスは7-8㎝、メスは5-6㎝ほどになる小型の淡水フグです。
性格は神経質で、人を怖がる性質があります。人馴れさせるのは難しいですが不可能ではないです。
本来の生息域は弱アルカリ性の小川ですが、現地の気候と雨季乾季の影響で弱酸性~弱アルカリ性の幅広い水質に適応します。水温も24-28℃くらいまでと、夏場の高水温にも強い傾向があります。
そのため、比較的丈夫で飼育しやすい淡水フグといえます。寿命は10年前後です。
餌は、昆虫・貝類・甲殻類を好み、魚食性は薄い傾向があります。人工飼料に餌付いた個体なら飼育がかなり楽になります。
小型種のため、36-45cmの水槽でも十分飼育も繁殖も可能なのですが、問題はとにもかくにも相性で、もし喧嘩が激しいようであれば隔離をしたり、セパレーターなどで対策する必要があります。
また流木や水草などを使ってレイアウトを複雑にすれば、喧嘩をある程度は抑えることも可能です。
2021年 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
Q:
我が家のテトラオドンファハカについて、二点質問させて下さい。
一点目、体の縞模様が結構な頻度で濃くなったり薄くなったりするのですが何か体調などに問題があるのでしょうか?
基本濃くても薄くても見ている限り普段と様子は変わりません。
二点目、餌なんですがキョーリンのクリーン赤虫を与えているのですが、人工飼料には目もくれず、基本赤虫、時々与えるスネールやラムズホーンしか食べてくれません。
栄養が偏らないか心配なのですが、このままの食生活で問題ないでしょうか?
A:
ファハカに限らず、フグの体色変化はよく起こりますので、それほど気にしなくても大丈夫だと思います。ただ黒くなってあまり動かない、水槽の底に沈んでいる場合は何かしら問題があることが多いので注意が必要です。
餌に関してですが、今はアカムシにはビタミン添加、スネールには人工飼料を食べさせることで解決できますが、ファハカは体長40㎝を超える淡水フグですので、アカムシやスネールではそのうち大きさや量に限界がくると思います。
次の餌に移行したとき、アカムシやスネールのようにビタミン添加したり餌に人工飼料を与える事が出来なくなる場合もありますので、今のうちに何種類かの人工飼料を与え、個体の気に入った人工飼料を探し出し餌付けられたほうが良いと思います。
それが無理でしたら冷凍したエビが次の主食になると思いますが、解凍時にエビの中に人工飼料を埋め込む事になります。ですが、器用に人工飼料だけを吐き出す個体もいるので、餌問題はなかなか難しいです。
どうしても無理な場合は、冷凍スジエビ、冷凍サクラエビなどを解凍する際にビタミン液に漬け、その餌を与えることで人工飼料の代用になります。