全年03月14日の投稿[3件]
2024年 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
Q:
淡水フグの飼育について、御伺いしたく連絡を差し上げました。
現在、弊社では120㎝水槽にて複数の熱帯魚を飼育しております。
そこに混永出来できる、魚を(1〜2匹)探しております。
テトラオドン・ミウルス、テトラオドン・ショウテデニー、
インドエメラルドパファーのような少し大きめの淡水フグなどを考えたのですが、
混泳が困難、飼育条件があきらかに異なるなど、
飼育したとして死なせてしまわないよう、購入決断前に相談させて頂きました。
是非、ご回答宜しくお願い致します。
※飼育している熱帯魚は下記のとおりです
ラミーノーズテトラ、カージナルテトラ、グラミー、ラプティ、ファントムるブラ、オトシンクルス、ミナミヌマエビなどです。
A:
淡水フグの混泳に関しての京都淡水フグ研究所の回答は一貫しております。淡水フグと他種との混泳は一切推奨しておりませんので、あくまで自己責任の下でお願い致します。
テトラオドン・ミウルス、テトラオドン・ショウテデニー、インドエメラルドパファー。
これらの淡水フグには魚食性が認められており、他の魚を食べたり鰭を齧ったりしないとは決して断言できません。
ただ繁殖の過程や餌付けの習慣で食性を変え、混泳が出来るような状態にすることは可能ですが、何らかの原因で魚食性が戻る場合もあります。
他の魚との混泳がしやすい淡水フグは何種か存在します。
アカメフグと呼ばれるサリバトール、ボルネオアカメフグ、レッドテールアカメフグ、ロルテティ、南米淡水フグ、アベニーパファー、ショウテデニィなどは、フグ以外の魚種にはあまり関心がありません。ただ関心がないというだけで、絶対に食べたり齧ったりしないという事は言えませんので注意が必要です。
また淡水フグは甲殻類が大好物ですので、レイアウトを工夫しない限り甲殻類との混泳は不可能だと思ってください。
フグが入り込めないような狭い場所を作り、そこに隠れる甲殻類ならば食べられる頻度はかなり減ります。
淡水フグとの混泳は、最悪の場合、餌になっても良い。齧られてしまっても良いと思える魚とのみさせるのが正しいやり方です。
回答に満足していただけましたら、コーヒー代くらいの募金をお願いしておりますので宜しければお願い致します。(任意です)DeepL翻訳などを使う経費として使わせて頂きたいと思います。
2022年 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
Q:
昨年の12月からドゥボイシーを飼育しています。
餌は冷凍アサリや冷凍エビがメインでレッドラムズホーン、クリルを補助として与えていました。アサリやエビを与えるときにはビタミン剤をかけています。
三日前から餌を食べなくなり、体を斜めにして水槽の底に横たわっています。茶褐色だった色は、黒に近い茶色になっています。
phは6.5、アンモニア、亜硝酸塩も問題ありません。
水槽は7エムを仕切って使っています。
水温は28℃、水換えは週に一回、4分の1程度です。
濾過はエーハイムの外部フィルターを使っています。
混泳魚はいませんが、仕切った反対側にはショウテデニーがいます。ショウテデニーは元気で餌食いも問題ありません。
時々、ドゥボイシーが泳ごうとはするのですが、体がうまく動かないようです。背中に肌荒れのようなものが見えるときもあります。
現在は、水を4分の3程度を換えて様子を見ています。
どのように対処していけばよいかご教授をお願いします。
A:
ショウテデニィ、ドゥボイシィなどのアフリカの淡水フグの拒食は、栄養不足(特にDHAの不足)が原因で起こる場合がもっとも多く、立て直しはかなり厄介です。
拒食予防対策としては、DHAの欠乏によって起こる拒食や過呼吸が発生する前に、DHAが豊富に含まれる海水魚用の人工飼料を与える。DHAを多く含んだ生餌(スジエビ、サクラエビ)を与える等の方法があります。
他の淡水フグの拒食とは原因が異なるため、通常の拒食治療とは異なった治療法が必要となります。
もしイトミミズを食べるのであれば、DHAサプリを添加した水にイトミミズを8時間漬けこんだものを食べさせます。ただし、そのまま水槽に投入すると水が汚れるため、与える前に油まみれになったイトミミズを軽く洗浄してから与えます。
拒食して餌を受け付けない場合は、強制給餌方法を行います。強制給餌はフグにとってかなりの負担であり、逆にストレスで死んでしまう場合もあります。また嫌がって手に噛みつく恐れもありますので注意が必要です。
餌は、エビや貝・人工飼料などをすり潰しペースト状にしたものに、DHAサプリから抽出した油を多めに垂らし、注射器とチューブを使って口から胃袋に通し流し込みます。ただし最後の手段ですので、熟慮のうえ、自己責任下で行ってください。
もっとも良いことは、あくまで拒食に陥らせないことですので普段から栄養管理にはお気を付けください。
Q:
人工飼料を長期保存するための良い方法を教えてください。
A:
開封した人工飼料は基本的には1か月以内に使い切るのが理想的です。
使い切れない分は、一時的な保存方法としてフードフレッシュバッグなどを一緒に入れておくと尚良いです。
ただ、保存が長期間になる場合は、フードフレッシュバッグよりもっと酸素を抜き真空に近い状態に出来る真空保存容器のご使用を強くおすすめします。
詰め替えた保存用餌は冷暗所に置いておけば、鮮度を保てます。
開封したまま使うと大切な栄養素(ビタミン、DHA)は酸化し、どんどん抜けていきます。
酸化した人工飼料は与えたフグの病気の原因にもなります。
また、容器から出して使い切りの場合でも、アルミのジップロックに入れてご使用されることをお勧めします。
アルミは湿気を防ぎ酸素を遮断してくれる特性がありますので、ビニール袋とは段違いです。
紹介した保存方法の容器内に、人工飼料と一緒に脱酸素剤を入れておくとより保存効果が増します。