🐡淡水フグQ&A - 淡水フグに関するご質問お答えします! -

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Last Modified: 2024/03/14(Thu) 21:28:50 RSS Feed

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カテゴリ「病気」に属する投稿(時系列順)[37件]

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Q:
1匹だけご飯の食べる量がとても少なく、体のサイズも他の子に比べると小さいのですが対策する必要はあるでしょうか。
絶食ではなく、冷凍赤虫なら少量食べてくれます。

隔離したのですが食べる量に変化はありませんでした。
寂しそうにしていたので戻しましたが、喧嘩してる感じではありません。
よろしくお願いします。

A:
体格差が縮まるまでは隔離して管理しておいたほうが良いと思います。京都淡水フグ研究所では成長が遅れた幼魚にはこのような感じでサテライトLを使って管理しています。
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腐敗したりふやけてしまう人工飼料ではなく生餌を入れておき、飼い主がいなくても常に食べられる状態にしておいてあげると良いです。
おすすめなのは、イトメ、ラムズホーン、ミナミヌマエビなどです。
イトメは集まってダマになると食べにくいので、時々スポイトでほぐしてあげてください。
次に確認したときに残っていないのであれば足りていないということですので、量を調節して少し残る程度与えてください。
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また、ラムズホーンやミナミヌマエビは、比較的簡単に産卵・抱卵して産まれた稚貝や幼生が餌になるので、入れておくことをおすすめいたします。
ラムズは残飯の掃除係としても優秀なうえ、すぐに産卵するので卵や稚貝がフグの良い餌になってくれます。
稚貝は殻ごと食べられるため、カルシウムを補え成長不良改善には持って来いの生餌です。

※これは幼魚1-2cmの為の管理ですので、3cm以上のショウテデニィの管理では推奨しません。

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〔 684文字 〕 編集

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Q:
ここ5日間ほど、お家で暮らしているテトラオドン・ショウテデニィの元気がなくなってきています。。
状態は、左に傾いてぐったりしていて呼吸が荒く、時々泳ぐのですが、すぐ下の方に戻る感じです。餌はクリルしか与えていませんでした、、最近は1口か2口ほどしか食べません。
ここ5日間は、ビタミン入りの赤虫を与えようとしているのですが、全然食べようとしてくれません。
ぐったりしている状態が良くなるためにできることはあるのでしょうか。

水槽の環境としては、
1、ショウテデニィをお迎えしたのは今年の3月頃です。
近所の総合ペットショップで購入しました。
2、左に傾いてぐったりしており、食欲がありません。
外傷は見当たりません。
3、テトラの6in1で水質検査しましたが、
ph6.4 硝酸塩、亜硝酸塩safe値でした。
4、水槽の大きさは30cmキューブです。
5、水温は27度。水換えは週に1回、3分の1しています。
6、濾過器はGEXのスリムフィルターMを使用しています。
7、グリーンネオンテトラ9匹
ヤマトヌマエビ4匹
サイアミーズフライングフォックス1匹
(ショウテデニィより少し大きく、気性は荒いですが、襲っている様子はありません。)
バンブルビーコビー1匹
混泳しています。

A:
ショウテデニィの過呼吸は何度か経験しております。治し方についてですが、水換えをしたりエアレーションを強めにして酸素を送ってみたり、いろいろと改善策を立ててはみたのですが、うちではついぞ立て直すことが出来ませんでした。そのうちボディのスポット模様がよりクッキリと鮮明に浮かび上がり普段見られないような濃い色彩を帯びます。そうなるともう手の施しようがありませんでした。お役に立てなくて申し訳ありません。

今はそうならないための予防対策を模索している段階なのですが、以下の方法で今のところは一匹も過呼吸の症状は発生しておりません。

・人工飼料は海水魚用の人工飼料を与える(うちではおとひめSシリーズを使用)。
・アカムシにはビタミン添加をして与える。

過呼吸問題は現在の見解では、どうやらビタミンと(DHA/EPA)が重要ではないかと踏んでいます。
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Q:
ふぐの治療方法として塩浴は効果的なのでしょうか?
鱗がないので、逆に悪い影響を与えはしないでしょうか?
知識不足で申し訳ありません。
教えていただけますと、幸いです。

A:
塩浴も原因がわかって使用するのでしたら大変効果的な治療だと思います。
例えば綿被り病などには効果てきめんでした。
ただ、ショウテデニィは塩分に弱い傾向があるので、治療する際にはその病気に適切な薬品を使用するようにしています。
(過呼吸に対して効果的な対策は現在のところ判明していません)
フグには鱗のかわりに小さなトゲがあります。薬に弱い傾向はありませんが、アフリカの淡水フグに対しては規定量の半分で様子を見て、問題がなければ適量を使用するようにしています。

〔 1400文字 〕 編集

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Q:
先日はご助言ありがとうございました。餌を食べなくなっていたムブですが食べない間にヒレに白い濁りのようなものが出てきて胸ビレ、尻ビレに目立っております。ヒレが裂けたとか充血していることもなく体表には特に異常は見当たりません。餌を食べなかった間に栄養が足りなかったからなのか何かしらの病気なのか自分では判断ができませんでした。もしよろしければ画像から何かご助言いただければありがたいです。
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【追記】
・飼育期間は金曜日でちょうど4週間
・症状はヒレのスジが白くなっている、所々太くなっている。充血はなく体表に外傷は一切ありません。
・pHは今日の時点で7.0と7.5の間に見えます。(Sera社pHテスター)
Tetra社6in1では硝酸は10-25の間で10寄りに見えます。
亜硝酸は反応無し。
・水槽サイズは60*30*36
・水温は室温管理で26-27度になるようにしていますが一度28.5度を超えた日がありましたのでその日は換水で27度台に落とした後室温の見直しをして27前半以上には上がっていないと思います。
・水換えの頻度は週末に底面の大磯の半分程度を1/3換水と同時に、水曜か木曜に目立つゴミが有れば吸い取りながら1/4換水。水はマーフィード社のスタンダードで浄水して室温で12-24時間汲み置きして温度を合わせたものです。
・濾過器はコトブキ社のプロフィットBigにガラス系リングろ材を入れ、同じくコトブキ社の底面フィルターに直結。2週目から追加でエーハイム社クラシック2215。水流が強くなりすぎないようステンレスのメッシュで弱くしてあります。
・生体はムブ以外に餌として食べてくれることを祈ってレッドラムズホーンと餌に興味を示さなかった時期があったので13日から観賞用ヒメダカを5匹入れ生き餌に興味が出るか試していました。食欲が戻ってきたようで今は残り1匹になっています。

症状が出始めたのが先週で底面フィルターの筒とガラスの間を通って傷でもついたかと思って見ていましたが尻ビレにも見えてきたのでカラムナリスを疑いはじめました。充血やヒレが裂けることもなくどうなのだろうとネットで画像を見て回りましたがヒレがボロボロの画像ばかりでうちのムブの状態が初期症状なのか全く別の何かなのか判断がつきませんでした。
拒食期間は約一週間、その間は何をあげても一切口にしませんでした。その一週間の間に水温が上がりすぎた日がありました。
お迎えしてから一週間は良く食べ、二週目に食欲が落ちてきて、三週間目が絶食、今四週間目で少しクリルを食べ見ていない間にメダカを食べているようです。

A:
淡水フグの鰭の鰭条(きじょう)鰭を支える線状の組織が白くなってしまう症状は確認されています。ただアジアの淡水フグでは確認されず、アフリカの淡水フグに多いように思われます。
病気の治療(薬浴)を終えた個体やストレスのある個体に発生しやすいようです。他のフグには感染することがないのは幸いですが、白くなった鰭は数か月経過しても治ることはなくずっと白いままであることが多いです。
ただ鰭が白いままでも繁殖もしますし、健康上の問題はないことから自然に治癒するのを待つしかないのですが、現在のところ治療方法は見つかっていません。

〔 1391文字 〕 編集

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Q:
【前提】
・水槽:30cmx20cmx40cm
・生体:エメラルドパファー3匹
 ※タンクメイトでタイガープレコ2匹
・ろ過:スポンジフィルター&外掛けフィルター&投げ込み式フィルター
・底面:なし(ベアタンク)
・水草:エキノドルスホルマニー(鉢)、流木付きミクロソリウム、流木付きアヌビアス
・餌:クリル ※2日1回程度ビタミン剤付与
・水質検査:問題なし
・PH:7.2

【現在の状況】
3匹ともにエメラルドパファーの目が見えていない様に見える。
・現在は、サテライトに隔離(セパレートで3匹隔離)
・前までは、餌を近づけるだけで寄って来たが、今は餌を入れても口元までピンセットで運ばないと食べない。
・元気。食欲あり。
・目は飛び出ていない様に見れる。

【経過】
<1か月程度前>
タンクメイトとしてプレコを入れた。および、水質を安定させるためにフウの実を入れたタイミングでエメラルドパファーの食欲がなくなる。
⇒すぐに隔離水槽に移動。餌を目で追わなくなったため、目は飛び出てないように見られるも、塩浴(0.5%)および薬浴(グリーンFゴールドリキッドおよびアグテンを投入量の半分程度)を2週間程度実施。
※本水槽は、1/2程度に水替えを実施後。フウの実を取り除く。プレコはそのまま。その後は、5日間に1回1/3程度の水替えを実施。

<2週間程度前から現在>
薬浴か塩浴の効果があったのか食欲が戻り、元気になったため、サテライトに移動。ただし、目が見えていないように見られる症状は継続している。
※グリーンFゴールドリキッドをクリルに浸した薬餌を継続中。


【質問①】※今出来る対応について
・この後に薬浴等で視力を回復させる方法はあるのか。
 ※魚病薬は、アグテン、グリーンFゴールドリキッド、観パラ(粉末)は持ち合わせています。

【質問②】※今後繰り返さない様にするため
・原因は、水質の変化(フウの実の投入)だったのか。タンクメイト投入によるストレスであったのか。

アドバイス頂けますと幸いです。

A:
フグが失明する事例は過去に1度だけありましたが、残念ながら回復することはありませんでした。
目が白濁し一時的に見えなくなる場合は水換えの水質改善で回復しますが、綺麗な目のまま失明した場合の回復方法は残念ながらわかりません。
原因としましては、強すぎる照明、もしくはカメラなどのフラッシュ、目を傷つける尖ったものなどが考えられますが、3匹全匹となると原因は他にあるように思われます。

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このように白濁した眼球の原因は、長期間の水換え不足、ろ過不足が原因です。
この状態からの視力の回復は可能。
水質検査薬で水質を調べながら多めの水換え(水槽1/2)で数日で完治すると思います。


もし今後わかることがあれば更新したいと思いますが、お役に立てず恐縮です。

〔 1226文字 〕 編集

Q&A0096:淡水フグの消化不良

No. 96 , ムブ,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
こんにちは、淡水フグの消化不良についてお聞きしたいです。
うちのムブが少し前に体調を崩し拒食気味になっていました。(水底で具合悪そうにフラフラしているような状態)
現在は以前とほぼ変わらない様子ですが、糞の色が透明でしたので少し調べてみたら消化不良や内臓疾患などの症状のようです。
このような症状が出たことはありますか?またその場合はどうしていますか?
ごはんは冷凍エビのみを与えています。

1.飼育期間
5ヶ月
2.病気の症状
透明な糞
以前より少しだけ具合悪そうに見える
3.pH、アンモニア、硝酸、亜硝酸の値
8前後 アンモニア等は異常無し
4.水槽の大きさ
90cm
5.水温、水換えの頻度と量
28℃、週1、7割ほど
6.使っている濾過器の種類
外部フィルター(エーハイム2275)
7.混泳魚の有無
スジエビが3匹

A:
透明の糞というのは短い写真のような糞でしょうか?
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それとも長く粘着性のある糞でしょうか?
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後者の場合はお気の毒ですが立て直しが艱難なため、治療法が思いつきません。
前者の場合は元気な時でも出す糞ですが、ストレス、寄生虫、消化不良などで発生します。

ムブ飼育時の水温に28℃はやや高すぎてストレスになりますので、とりあえず理想である25℃前後になるように改善されることをお勧めします。その際は水を一気に変えずに、毎日1℃単位で水温を徐々に下げて様子を見てあげてください。
原因が寄生虫の場合は、虫下しであるカイニンソウ(マクリ)という海藻を使用する手があります。漢方薬局等、ネットの通販でも売っていることがありますので探してみて下さい。冷凍のエビや貝の中に仕込んで与えると効果的です。

〔 755文字 〕 編集

Q&A0097:アベニーパファーの腫瘍

No. 97 , アベニーパファー,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
アベニーパファーを1匹、他の魚と一緒に飼っています。2年くらいは何もなかったのですが、気がつくと顎に赤い吹き出物のような腫れがボッコリできていてだんだん目立つようになりました。まだ痩せたりはしていないのですが泳ぎが以前よりだいぶゆっくりになっている感じです。餌は食べたり食べなかったりです。治療法はあるのでしょうか。餌は1日1回冷凍アカムシ(クリーン赤虫ミニキューブ1つで全部の魚分)のみですが、ときどき別水槽で育てているレッドラムズホーンを水槽に投入しておやつにしています。

飼育期間:約2年
病気の症状:顎の右下に赤い吹き出物がボッコリ出ている
pH:6.8くらい
アンモニア、硝酸、亜硝酸の値:テトラテストで異常なし
水槽の大きさ:30×30センチキューブ 約25リットル
水温、水換えの頻度と量:水温28度 週1で8リットル程水換え
使っている濾過器の種類:ラクラクパワーフィルター L
混泳魚の有無:バジスバジス4匹、ラミーノーズ3匹、
 ヤマトヌマエビ6匹、コリドラスハブロースス2匹

A:
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アベニーパファーの顎下に出来る赤い腫瘍のような症状は以前から確認されており、どの個体も同じ位置に出来るようです。
寄生虫によるものか細菌によるものか原因は不明で、残念ながら治療方法は確立しておらず、急死はしないのでそのまま飼育を続けるしかありません。

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稀に悪化すると水ぶくれのように膨らみ、そうなると徐々に体力を奪われ死んでしまいます。

治療しなくても治ったという報告もありますので、水槽を出来るだけ綺麗に維持して経過を見守ってあげて下さい。

〔 705文字 〕 編集

Q&A0102:ファハカのヒレに着いた白い点?

No. 102 , ファハカ,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
現在家で飼育しているテトラオドンファハカの病気がなかなか治りません。左側の胸びれに多く出ていて、右側にも増えつつある感じです。白点病の治療を開始したのが2月の終わりで現在までこのような状態です。温度も30度まで上げています。定期的に換水と薬浴もしています。食欲が落ちたことは一度もありません。気のせいかもしれませんが白点病の位置が変わらないような気がします。点の数も日に日に少しづつ増えてる感じです。
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A:
お写真を拝見したところ、この鰭に付いた白い点は白点病ではありません。見た目は良くないですが、これが原因で悪くなるといった症状でもありませんので放置しておいて構いません。
原因は薬を使ったことのある個体、また生後2年以上経過したアフリカの淡水フグ全般に見られる現象です。
治療方法は現在の段階ではわかりませんが、私のところでは何もせずに普段通りに接しています。
またこのような白い点が鰭に現れる個体もいれば、全く現れない個体もいます。
※今回の症例では白点病ではないと思われますが、鰭にも白点病が出る場合はありますので見極めが大切です。

うちのショウテデニィにも同様の個体はいます。アグテンで白点治療後にこのような鰭になりました。
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〔 551文字 〕 編集

Q&A0105:傾いた姿勢で泳ぐファハカ

No. 105 , ファハカ,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
ファハカを飼育しており、先日より常に右側が下に傾いた状態が続いております。また四隅にくると縦向き(頭が上でほぼ垂直)になります。
転覆病なのかな?と思い、0.5%の塩水浴を行い4~5日経ちますが一向に改善致しません。塩水浴の間は餌はあげておりません。
また、腹部右側(肛門すぐ右側から頭側に3~4センチ)が少し膨らんでいるような気がします。ここの肝臓?が餌のあげすぎて脂肪肝みたいになって傾いているのかな?とも思っておりますが、よく分かっていません。
今のところ塩水浴以外にしてあげられる事がわからなくて困っております。
何かしてあげられることはあるでしょうか?また、これはどういった病気なのでしょうか?

1.飼育期間は1年足らず、飼い始めた時は4cm程でしたが今は32~3cmほどあります。
2.右側のお腹が膨らんでいるように思いますが、他は特に異常はなさそうです。
3.phは6.0辺りでほぼ安定しています。アンモニア、硝酸、亜硝酸は測定しておりません。
4.60cm水槽、ベアタンク、ロカボーイ1つのみです。
5.水温は26~28度(ヒーター入れてますが、最近は暑いので水温が上がり気味です。)
水替えは成長期は月5~6回(キャットをメインにあげていたので、水汚れとフンがすごくて多めに変えていました。)
今は月3~4回です。いずれも50%~60%ぐらいの量を変えてます。
6.コトブキの上部フィルター(トリプルボックス、珊瑚の炉材を追加してます。)、ロカボーイ
7.単独飼育です。

成長期はキャットやビッグキャットを中心に冷凍エビや冷凍アサリを1日2回。多い時はビッグキャット10粒以上食べてました。
30cmを越えてからははビッグキャット2~3粒or冷凍アサリ2~3粒を1日1回。

やはり食べさせすぎによるものでしょうか?今書いててもお腹いっぱい餌をあげすぎてたかも…と思っています。
また、水槽がちょっと狭い気もしていますがそれも関係ありますでしょうか?ご回答よろしくお願い致します。

A:
状態から察するに転覆病か、もしくは水槽が狭く十分運動が出来ていない状態で成長したため体のバランスが取れないのではないかと思います。
ファハカにとってはpHがやや低いので、pH7.0-8.0くらいに調整してあげてみて下さい。またそのサイズになりますと、90㎝水槽(奥行き45㎝出来れば60㎝推奨)を使いストレスにならない程度に水中ポンプを使って水流を作ってあげたほうが良いかと思います。
もし環境を整えてあげても治らない場合は転覆病が考えられますので、脂質の多い人工飼料を与えるのは控え、エビやイカなど低脂質の餌をビタミン液などに浸して少量与えます。
それで体のバランスが上手く整うようになるか様子を伺います。
また体を潜り込ませて支えるための岩場や流木、しっかりとした水草などを設置してあげるとよいと思います。

〔 1236文字 〕 編集

Q&A0112:ミドリフグの淡水飼育について

No. 112 , ミドリフグ,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
今とても悩んでいるので、相談させてください。
淡水ミドリフグを60センチ水槽の上部フィルターで1匹、2年6ヶ月飼育しております。2ヶ月前に1匹拒食から☆になってしまいました。残った子も最近元気がなく、食欲もあまりありません。肌質もツヤがなくなって、ヒレもかけてきました。淡水のままの飼育に不安を感じております。やはり汽水飼育をするべきなのか、このまま淡水のままでいいのかとても悩んでおります。もし汽水飼育する場合は、今の淡水を汽水に移行するのでしょうか?その場合ろ過やバクテリアはどうなるのでしょうか?pHは8.0、硝酸塩、亜硝酸塩は0.0です。

A:
淡水ミドリフグ、純淡水ミドリフグという名称で淡水で終生飼育可能というミドリフグの噂は聞いたことがありますが、実際には私の知る限り、そのようなミドリフグの存在は確認出来ておりません。ボルネオのコタキナバルに純淡水種がいるという噂を聞いたこともありますが、おそらく海や汽水から移動してきた幼魚ではないかと推測しています。またベトナムのバーベー湖に淡水産のミドリフグがいるという話もあったので、現地の観光所に問い合わせてみましたところ、バーベー湖にはフグはいないとのお返事を頂きました。

では、淡水域にミドリフグはいないのかといいますと、おります。ただそれは、海や汽水域から潮が満ちた時に餌を食べにきたり、大きな魚に捕食されないよう上ってきたもののようです。淡水域でも元気に泳ぎ、餌もバクバク食べているところを見たこともありますし、釣ったこともあります。しかし、潮が引き始めるとみな海のほうへ帰っていきました。
淡水への順応能力は他の海水のフグと比べて非常に高いため、数か月から1年ぐらいの間は大丈夫かも知れませんがそれ以上の長期飼育に於いては、塩分がないと突然死や成長不足、病気になりやすい傾向のようです。

ところで、中国にはメフグという海水フグがいますが、産卵のために川や湖に一時的に遡上します。中には産卵を終えても湖に残り、次の年の産卵まで滞在する個体も確認されていますので、淡水に順応出来る種であれば年単位の淡水飼育も可能ではありますが、それは正しい管理方法ではなくフグに負担をかけながらの飼育であることを理解していただければと思います。

水槽の環境を淡水から汽水へと移行する方法ですが、バクテリアは汽水になっても大丈夫な種もいますから、塩分濃度を徐々に濃くして汽水のバクテリアを定着させていきます。
まずは薄い1/8海水(10㍑の水に約45gの人工海水の素)で水換えを始め、何回か繰り返すと水槽の水が水換えに用いた水と同じ塩分濃度になっていきます。
そうしましたら、今度は1/4海水(10㍑の水に約90gの人工海水の素)で水換えを行います。あとはこの水換えを繰り返すことにより、ミドリフグの飼育に丁度良い塩分濃度になります。
ミドリフグが大きくなれば海水と同じぐらいの塩分を求めるようになりますので、いずれは海水と同じ塩分濃度で管理をすると良いでしょう。
餌については、淡水魚用の餌を与えず海水魚用の人工飼料(おとひめS2でも可能)や、海で採れる甲殻類やタコ、イカ、魚の切り身を与えると良いでしょう。

〔 1361文字 〕 編集

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Q:
半年前からアベニーパファー3匹を単種飼育していて1匹が体調不良になりました。
GEXのラクテリア水槽にて冬はヒーター、夏は冷却ファンの28℃サーモスタット管理で、餌は1日に2回(朝/夜)冷凍赤虫をメインに給餌しています。
3匹のうち一番小さな個体で少し前までは餌の時間にアベニー同士で体当たりし合って餌の取り合いをしていましたが、ここ2か月ほどは体格も同等になり、餌も満足に食べていて喧嘩はありませんでした。
1週間ぐらい前から1匹が水面近くを漂うような動きが多く見られ違和感を感じました。顔面が半透明に腫れているような感じで膨張して、背ビレ付近の体表に見慣れない白いクレーターのような痕が増えており、写真ではわかりづらいですが、その白い痕ぐらいから尾びれにかけて身体が少し歪んでしまっています。
違和感を感じて2日間ほど顔面が膨張して食べづらそうにしてましたが餌は食べていましたが、症状が続いていたので20cmキューブ(6L)水槽(28℃管理)に隔離。その後転覆病の症状でお腹を上にしてひっくり返ったりコマのようにくるくると回転する症状もでてきてしまったため、塩水浴0.5%と絶食を始めて4日目になります。規定量の塩を加えた水替えを1回行っている状況です。
隔離して3日過ぎてから冷凍赤虫をチラつかせても食欲はなく絶食は続けています。投げ込みフィルターの水流で流されてしまわないようサテライトの中に入れてます。
体表も所々少しづつ荒れてきて凸凹が目立つようになってきてしまったのですが、これは細菌性な症状で薬欲が必要でしょうか?アベニーは鱗がないので薬の規定量よりも少量で行うという情報も調べて出てきました。現在グリーンFゴールド顆粒がストックあります。
このような場合はどのような対処をすればよいでしょうか?お分かりでしたら教えて頂けると幸いです。
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A:
ご提示いただいたお写真と症状説明から、恐らくエロモナス菌による浮腫みではないかと推測します。
塩水浴も病状によっては効果的なのですが、フグの種によっては逆にストレスとなり却ってエロモナス病にしてしまう場合がありますので注意が必要です。
現状からは塩水浴があまり効いていないようですので、薬浴に切り替えたほうが良いかと思います。

エロモナス菌に効く薬は、観パラDグリーンFゴールド顆粒です。
フグの鱗に関しては、ないという訳ではなく、ハリセンボンの様に鱗が短い針状に変化しています。
種によっては薬量を調節したほうが良い場合もありますが、アベニーパファーでしたら規定量で元気があるうちに完治させてしまうという選択もあります。

ただ、実際に観察したわけではありませんのであくまでお写真を見た印象になりますが、かなり弱っている様子でほぼ末期状態のように見受けられます。
あえて治療はせずに落ち着いた環境で余生を静かに送らせてあげるというのも一つの選択ですが、前述の通り、いちかばちか薬湯で回復を試みるのもひとつの手段です。
苦渋のご決断かと思いますが、飼い主様のご判断にお任せ致します。

〔 1309文字 〕 編集

Q&A0117:UV殺菌灯の導入について

No. 117 , 病気,殺菌灯 , by 管理者 Icon of sprite

Q:
先日別水槽で飼っているプレコがエロモナスに感染してしまい今後の事を考えてUV殺菌灯の導入を検討しています。
同時にショウテデニィ水槽にも予防目的で導入しようか検討しているのですが、京淡様の考え方としては如何でしょうか?バクテリアへの影響は少なからずあるかと思いますので極力生物ろ過を重視して日頃の水替え、糞取りで対応する方が良いか、12時間程度の縛りを設けてUV殺菌灯を導入する方が安全かご意見いただきたく。宜しくお願い致します。

A:
うちでは淡水フグ、海水フグの飼育には殺菌灯を使わずともほとんど病気にはならなかったので、殺菌灯は未だ使用しておりません。
病気になった場合は病気の個体をバケツに隔離し、ちゃんと治療を終え再発しないかどうか、しばらく様子を見てから水槽に戻すようにしています。
従って必ずしも殺菌灯はなければならない事はないと思います。
エロモナスは、普段から水槽内に存在している常在菌です。魚が元気な時は免疫力でエロモナス症の発症は抑えられているのですが、魚の抵抗力が落ちたりストレスを強く感じたりしたときに発症する病気ですので、その原因を究明してあげることのほうが大切かと思います。

〔 532文字 〕 編集

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Q:
飼育しているフグが病気になってしまいました。他のフグに気後れしていたので、混泳によるストレスが原因かと思います。
同じ水槽の内側に隔離ケースをくっつけて隔離しながら様子を見ていましたが、病気の症状が出てしまいました。
初期症状がエロモナスのようだったので、エルバージュエースを使用しましたが11日以降の症状が見たことない症状だったので、適切な治療ができているか自信がなくアドバイスをいただきたいです。よろしくお願いいたします。
----------
■飼育期間:2021年9月24日〜(約1年間)
■病気の症状(外傷がある場合は出来るだけ鮮明な患部の写真)
〇資料
https://drive.google.com/drive/folders/1...

〇経過
2022年10月10日
・背びれから尾ひれに向かって、血管が1本浮き出ている
・尾ひれ上部一部分が若干白濁している

〜エルバージュエースで薬浴を開始。水温は下げておらず、26.5度前後〜

2022年10月11日
・尾ひれの白濁部分の広がりはないが、白濁がひどくなるとともに血がにじんだような感じになる。

■pH、6.4
■アンモニア、不明
■硝酸、10㎎/l
■亜硝酸、0㎎/l

■水槽の大きさ
45㎝規格水槽

■水温、水換えの頻度と量
水温26℃
水槽の3分の1を週1回換水
水質検査の結果が悪くなければ、2週間に1回3分の1換水

■使っている濾過器の種類
外掛けフィルター テトラAT-50

■混泳魚の有無(種類と数)
アベニーパファー15匹
コリドラスハブロースス3匹

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【補足情報】
治療を開始する際に、他にも同じ水槽にいた病気のフグが見つかったので昨日まで5l水槽に3匹セパレートで区切って薬浴していました。
(他の子は初期尾ぐされでヒレが少し白く、初期エロモナスっぽい感じで赤い点が1つ出ていました。)
水温は26.5前後で、換水は薬浴2日目にゴミを取りながら1/3程度1回行い、以後も毎日ゴミは取りながら換水は2日に1回行う予定でした。

今回ご相談した子だけ症状が悪化した気がしたので昨日1l入る小型の水槽に移動させまして同様に水温を26.5前後でキープしています。
換水の頻度はまだ決めていません。

尾ぐされ病であればヒレの先から白くなると経験から思っていたのですがいきなり根本から白濁しはじめました。
よろしくお願いします。

A:
症状と画像を拝見するに、仰るように運動性エロモナス症の可能性が高いと思います。
エロモナス症でしたら治療方法は現在行われている方法で問題なさそうですが、参考までにうちで行っているエロモナス治療を紹介致します。

まず容器は頻繁に移動させるために、バケツ、コンテナボックスなどの割れにくく壊れにくい容器を用います。
容量は10㍑のものを2つ用意します。
10㍑と限定したのは、10㍑が水温や水質変化の起きにくい最低ラインの容量であるためです。
治療中に水質や水温が変化することは病魚にとって一番辛いことで、病気が悪化したり場合によっては治療で落としてしまう場合もあります。

使用する水は、水槽の水ではなく水道水に水合わせして治療を始めます。水道水に水合わせする理由は、次の日から水合わせの必要が無くなりいきなり新しい水に投入出来るようにするためです。
容器を2つ用意したのは、毎日容器を交換して洗浄するためです。

換水する際は、2つ目の新しい(交換先)容器に水道水を入れ薬を適量投入し、水温合わせが完了したら水合わせなしで病魚を移動します。
治療後の容器はお湯などでしっかり洗浄し、次の日の交換先容器としてまた使用します。
出来るだけエロモナス菌が少ない環境で治療するためです。

これを完治するまで毎日繰り返します。
水道水は水質の変化が少ないので水温合わせのみを慎重に行えば、病魚の水質・水温変化のストレスを最低限に抑えることができます。

あとは治療中に飛び出す心配があるので蓋をしっかりすること、照明はなくしてシートなどを被せて薄暗い環境で治療したほうが病魚が落ち着くので良いでしょう。

〔 1748文字 〕 編集

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Q:
こんばんは。
ショウテデニーが様子おかしくてご相談したく、ご連絡しました。
個体特徴: テトラオドンショウテデニー。尾まで含めて10cmないくらい。元々クリル(ビタミン入り)以外食べず、アカムシすら食べなくなった。性格は穏やかで隣のフグのマネをよくする。砂に潜ろうと顔を底にすりつけたり、他のフグと同じような動きで泳ぐ癖がある。顔を寄せると喋るように口を動かす癖がある。
症状: 食欲がない。ずっと底面でおとなしくしている。色も濃くなっている。たまに皮膚の周りにゴミ?がついていてスポイトの水圧で取っていたものの、水カビと判断。(過去に今年3-4回ほど白点病になっている)
環境: 60cm幅水槽の1/3を区切って他フグと一緒にいる。両隣のセパレータ越しにミウルスとサリバトール。
対処: 3日ほど隔離してヒコサンZを入れたバケツに入れて、日々水換え
現状: 小さな白いほこりがゴミなのかみずかびなのかよくわからない。食欲ゼロ。とにかく元気がない。綿棒でそっとこすってもとれないカビぽいものがある。

このような状況で、ショウテデニーがどんな症状なのか判断して、次の打ち手を考えてます。どのようにすればよろしいでしょうか。
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A:
画像と状況から推測しましたところ、このような状態になるには2つの要素が考えられます。
今回は水質のデータがありませんので一方の可能性は除き、もう1つの原因であるDHA不足によるものと憶測して回答させて頂きます。
クリルにもDHAは含まれているのですが、DHAは酸化しやすく保存状態によっては数日で肝心の栄養素が失われてしまいます。
クリルや人工飼料の保存方法はこちらをご覧ください。

ショウテデニィはDHAが不足すると今回のように模様がクッキリと濃くなった後、さらに模様が色濃く変色し突然死を迎えるケースが多いです。
それを防止するには決められた人工飼料を、ちゃんと酸化対策をしたうえで与える事が重要です。
今の状態になりますと生餌しかほとんど受け付けない様子ですので、冷凍のスジエビを与えられる事をお勧めします。
スジエビは比較的DHAが豊富ですので、人工飼料をどうしても食べない個体にはスジエビを主食として飼育する方法があります。
スジエビは冷凍し、解凍したものを皮を剥いて与えます。ピンセットなどでそっと口の前に持って行くと良いでしょう。

今の状態からの立て直しは困難かも知れませんが、何とか餌を受け付けてくれて回復することをお祈り致します。

〔 1075文字 〕 編集

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Q:
こんばんは、以前ショウテデニィを購入させていただいた者です。
5匹飼育している中数ヶ月前に1匹死んでしまったのですがその際転覆病のような浮き袋がおかしいのかな?と思われるような症状がありました。
しかし、餌も奪い合うように食べますし前日までその症状のみでしたが突然死んでしまいました。
また先日からもう1匹が同じように餌を取る際にひっくり返るようになりました。
他の子はとても元気にしております。

そこで京都淡水フグ研究所さんの動画を見ていて思ったのですがおとひめを沈めてから与えているのはエアを取り込まない為にとかかな?と勝手に考察しておりました。
何かアドバイスや近い症状があったなどあれば教えて頂きたいのですがよろしくお願いします。

A:
水質のデータがありませんので推測ですが、ショウテデニィの転覆病からの突然死はアンモニアが関係している場合が多いです。
一度、水槽のアンモニアの濃度を測定される事をおすすめします。
ショウテデニィのアンモニアに対する耐性は個体ごとに異なりますが、弱いものは転覆症状になり突然死することがあります。ただ平気な個体も多いです。
転覆も治療が早ければ元の様に戻りますが、治療が遅れた場合は死ななかったとしても、ずっとぎこちない泳ぎ方になってしまい一生治りません。
餌を沈める事と今回の転覆病、突然死には特に関連はないと思います。

〔 617文字 〕 編集

Q&A0121:ファハカの口にできものが…

No. 121 , ファハカ,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
3日前に口の左端に直径2mm程度のピンク色のできものを発見しました。餌食いもよく体色、糞も通常と変わらず元気に泳いでいます。
主食はビックカーニバルを1日おきに6個とたまに茹でたアサリを1個やっています。
ネットで調べてもいまいち一致する病状がなくご相談させていただきました。よろしくお願いいたします。

1.5年(体長30cm)
2.口の端に直径2mm程度のピンク色のできものがあります。
3.PH7.5~8.0
4.90cmレギュラー水槽
5.水温26.5度
 水換えの頻度は毎週1回
 量は1/3~1/2
6.エーハイムポンプ1250を使った自作上部フィルター
7.ネオンドワーフレインボー 2匹
 サテライトでラムズホーンを30匹程度繁殖中

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A:
おそらく擦ったかヒーターでの火傷だと思います。
特に治療の必要はなさそうです。気にして薬を使ったりはされずに、環境を衛生的に保つために水槽内部やフィルターの掃除、そして水換えを1週間に2回ほどに変更して様子を見て上げる程度で症状は次第に良くなると思います。
またビタミン不足の可能性も考えられますので、ビタミン添加をした餌を与えられると良いかと思います。主にビタミンB系が重要です。人間用のものでも構いません。B系が手に入らない場合は、アクア用の総合ビタミン液を使用されても良いですね。カーニバルに添加してから与えて下さい。
それでも治らない、または出来物が肥大するといった場合にはまたご相談ください。

〔 661文字 〕 編集

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Q:
今日先程、ぐったりしているショウテデニィを見つけました。横腹が小石程度に膨らんでおり、生きてはいますが、横たわっています。
何ができることはありますでしょうか。

水槽30センチ
  砂敷
混泳コリドラス、プレコ、苔取りの魚

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A:
餌の与え過ぎ、または酸化した餌を与えた事による胆嚢肥大と見受けられます。
お写真のような状態(肛門が弛緩しきっている等)からの立て直しはとても難しく、残念ながらもう長くはないかも知れません…。
あまりフグに負担をかけずに安定した環境で見守ってあげて下さい。つらい回答になってしまって申し訳ありません。

あくまで今後、同じような症状を起こさないための対策になりますが、出来るだけ酸化した餌を与えない事が重要です。そのためには、2週間以上酸化対策をしていない容器(袋)に放置しない事が大切です。餌の長期保存方法は、こちらの餌の酸化防止対策をご参考下さい。

【追記】
グリーンFで薬湯されているとのことなのですが、今回の症状の治療には適合しない薬品のため、却って苦しませるだけになってしまうかも知れません。できれば安静に看取ってあげていただければと思います。

〔 525文字 〕 編集

Q&A0125:テトラオドンムブの尾腐れ病

No. 125 , ムブ,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
飼育期間 9ヶ月
PH6.4~6.6
水換え頻度 週3回ほど(薬浴中は、様子を見ながら、ガラスが汚れてきたら1/3から50%水換え。一日置きくらい)

水温 27.3~27.8
水槽サイズ 45×30×45
エアレ 投げ込み式と外掛けフィルター
魚病薬 グリーンfゴールド粒状 規定量の3分の1ほど

10月に、少し尾鰭が0.5cmほど減っている部分がありましたが、
病気と思わず放置し、他の白点病治療などを行い、白点病は治りました。

11月に入り、尾っぽに切れ目のような部分が現れていることに気づき、Uの字型に
根本が溶けて縮れているような状態になっておりました。背びれの先も折れ曲がってクセがついたままなので、グリーンfゴールドで7日間薬浴し、変化なしで、進行もなかったのと、元気に泳ぎ回っていたため、怪我かもしれないと思い、放置しておりました。

12月に入り、ヒレを広げて泳いだ際に、切れ目の幅が広がったようにみえて、これは、やはり 病気かもしれないと思い。1週間の薬浴をグリーンfゴールド粒状と塩欲の併用で、規定量の半分で行いましたが、変化なしで、本人も薬浴してから食欲なくなり、ヒレも小刻みなパタパタに変わり、底に沈んだまま、尻尾も閉じたままの日が続きました。治らないので、水を50%入れ替えし薬も追加で2日そのまま様子を見ましたが、口を尖らせて底に沈んだまま弱ってるようなので、一度薬浴を中止して、休ませようと、今、薬抜きを行い、少量の塩0.25%ほどの量を入れたら、突然 元気に泳ぎ出しました。尾鰭の溶けたように減った部分はそのままです。 

今後、どうしたら 治るのか?追加で もう一度薬浴をしたらよいのか、
尾腐れ病ではなく、怪我で避けているだけだったのか?
悩んでいます。
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A:
尾ぐされ病はカラムナリス菌に感染する事で起こりますが、この病原菌自体は水槽内に常在している菌ですので、魚の免疫力があれば通常は感染しません。
おそらくムブに何らかのストレスがあるのではないかと推測されます。
水換え頻度が高すぎること、水温が高すぎること、pHが低すぎることがストレスの原因として考えられます。
また、度重なる薬浴もストレスの一因となります。

対策としましては、水換え頻度は1週間に1度、1/4-1/3くらい。水温は25℃前後(理想:24℃)が望ましいです。
弱アルカリ性を好みタンガニーカ湖にも生息していることから、pH7.5-8.0くらいにして様子を伺ってみられてはいかがでしょうか。

〔 1084文字 〕 編集

Q&A0134:ムブの口中にできた腫瘍

No. 134 , ムブ,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
2020年11月に約10センチで購入
PH 7.2
2000×900×600水槽
27℃(購入時から変わらず)週一もしくは2週間に1度
オーバーフロー(900×600×500)
コリドラス6 ドワーフレインボー6 インペリアルプレコ8 フライングフォックス3 ブルータイガーパロット5 セベラム1

変化としては約半年前にドワーフレインボーを30匹購入したのですが1ヶ月程飼育したのですが徐々に亡くなっていき現在は6匹です。
ドワーフとセベラムがポップアイや尾腐れ病的になりドワーフだけが亡くなった感じです。
その時にムブも少し1センチぐらい尾腐れっぽくなったのですが完治しました。
薬等は仕様していません。
問題のムブですが現在約50センチぐらいでドワーフを入れる前は口の中に腫瘍?みたいなのはなかったと思います。
餌はさきひかり増体L沈下を朝晩20粒やボトムズ10粒ほどと冷凍むきアサリを2日に1回12個与えいます。
餌は今もよく食べて寄って来ます。
日光に当たる所でよく寝るので歯にコケっぽいのがついていますが昔からです。
ウミが溜まっているのかと思い少し切除したのですがウミではなく固形でした。
腫瘍みたいなのが段々大きくなり歯の片方が抜けました。
思い当たるのはドワーフがなんらかの病気の持ち込みかと思いましたが全く分かりません。
今まで混泳魚を食べた事はないと思います。
大事に育てているのでなんとかしてやりたいです。
お忙しいとは思いますがよろしくお願い致します。
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A:
治療に関しましては、やはり腫瘍の切除しかないようです。これくらいのサイズのフグになりますと、麻酔をかけて口の中の腫瘍を切除、殺菌。また口中全体に感染が広がっているため、抗生物質を投与しての治療になると思います。
麻酔や抗生物質を使った治療は個人レベルではほぼ不可能ですので、アロワナ等の大型魚類の手術・治療の経験のあるアクアショップ、または動物病院などの施設を探すしか方法がないと思います。お力になれず申し訳ありません。
少しでもムブに負担をかけない飼育環境としましては、ムブはpH8.0前後を好みますのでpH7.2では少し低いようです。また水温も出来れば26℃を越えないよう(理想水温24℃)冬場は24℃くらい、夏場は26℃くらいで管理し、できるだけストレスを軽減してみられることをお勧めします。

〔 1022文字 〕 編集

Q&A0140:ショウテデニィ立て続けの突然死

No. 140 , ショウテデニィ,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
飼育期間:1年
症状:給餌の際いつもなら寄ってくるのですが、寄りが悪いなと感じたところから異変に気づきます。寄りが悪くてもその日は赤虫などを少量食べるのですが、翌日から食べなくなります。呼吸も早くなり、目の焦点がどこか合ってないような状態が見受けられ、お尻が少し浮いたような体制になります。次第にスポットが濃くなり、数日の間に亡くなってしまいます。
1週間前にも同じ症状で同様の飼育期間のショウテデニィが死んでいます。

水槽サイズは900×450×450
タンクメイトはその他ショウテデニィが5匹、コリドラス複数と小型のテトラが数匹
濾過器はエーハイム2213+サブフィルター、コトブキBig壁掛け、エーハイム水中フィルター、oaseのコンパクトフィルター
餌は1日1回、主におとひめ、サブでバイブラバイツを与えお腹を膨らますために最後は冷凍赤虫をあげることがあります。
アンモニアや亜硝酸等は検出されません。ややアルカリ性です。
水換えは1週間に1回、1/3から多くても半分です。

過去のQ&Aを見てDHA欠乏かと思いましたが、正直なところよくわかりません。
おとひめはジップ付きの小袋に小分けにして、使用する分だけ開封するようにしています。
少量の水換えとエアレーションを強くして様子を見ていますが、今回もダメそうです。
原因や解決策があればご教示いただけますと幸いです。
よろしくお願いします申し上げます。
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<追記>
先に亡くなってしまったのは2022年1月末購入個体、今危ないのが2022年3月9日購入個体です。

水温は通年サーモスタッド付ヒーターにて26.5±0.5℃ですが、夏場、冬場はエアコンをつけっぱなしにしているので基本的には26.5℃をキープしています。
少し高いですかね?

おとひめはジッパー付のビニール袋に分けて冷暗所で保管しています。ですが今回の件でアルミのパックに変更しようとしているところです。
寄ってこないことに気づいて2〜3日の間で危ない状態まで進んでしまいます。

水槽内に貝は3種類いるのですが、全て食用で与えているものではありません(結果として食べてることもありますが…)
フネアマガイが3匹、これは半年以上前にショップで購入したものです。

石巻貝も元々5匹半年以上前にショップで購入して、現在は2匹ほどに減っています。ひっくり返った時にショウテデニィに突かれて死んだ個体もいると思います。

あとはどこからか紛れ込んだスネールが砂の中で増えています。水換えの時に砂をプロホースで掃除した時に表層に露出したスネールをショウテデニィが突いていることがあります。

水槽内の貝類についてはこのような感じです。
よろしくお願いします。

A:
水温は年間を通して理想的な水温だと思います。
人工飼料の管理がビニール袋では日々酸化が進み、DHA・ビタミンなどの栄養がなくなってしまいますので、今はアルミの袋をお勧めしています。また、酸化防止剤や除湿剤なども一緒に入れておくと更に良いと思います。

ショウテデニィが突然死するという方の共通点として、貝を与えられている傾向があることに気が付きました。うちでは貝は、稚魚の時にのみ自家培養した貝が産んだ卵と卵から孵化した稚貝を与えていますが、人工飼料を食べるようになってからは一切与えていません。同年齢のショウテデニィを飼育していますが落ちた個体は現在のところ0匹です。
おそらく突然死は貝の中にいる寄生虫が関連しているのではないかと推測しています。
今後ショウテデニィを管理される場合は、貝をすべて取り除いた環境で飼育されることを推奨します。もしそれでも突然死を起こすことがありましたら、またご連絡いただければ対策を考えたいと思います。

〔 1594文字 〕 編集

Q&A0142:バイレイの元気がない

No. 142 , バイレイ,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
パオ・バイレイを飼育しており、元気が無いためご質問できればと思います。

飼育期間 3年5ヶ月
病気の症状(外傷がある場合は出来るだけ鮮明な患部の写真)
→食欲はあるが、あまり食べない。(目立った外傷無し)
 普段は上まで上がってきて、カーニバルを食べるが、その泳ぎが弱々しく辛そうにしている。(頑張って上がった後は呼吸が早い)

pH、アンモニア、硝酸、亜硝酸の値
→pH8.0

水槽の大きさ
→51×30×25

水温、水換えの頻度と量
→水温25℃ 水換えは週1回半分程度

使っている濾過器の種類
→上部式+投げ込み式

混泳魚の有無(種類と数)
→無し。単独飼育。

体長は8cm程度で我が家に来た時から大きく変わりません。
人工飼料は来た時から食べています。
サンゴ砂、牡蠣殻を入れており、今回の件があり入れ替えました。
体色から考えてメスのようで、少し下腹部が膨れていたので卵などの関連も?と考えています。
よろしくお願いします。

A:
水質や水温などの管理方法、また餌は問題ないと思います。ですが、気になるのはカーニバルの酸化対策です。酸化防止剤を入れる等で対策をとられている場合は良いのですが、いかがでしょうか。もし酸化防止策が万全だとしますと、考えられるのは抱卵した個体は産卵前に食欲が落ちる、餌を食べなくなるという傾向があります。その時期には大人しくなる傾向もあります。ただオスを入れると活発に動き出します。

〔 641文字 〕 編集

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Q:
I was speaking to my regular aquarium staff and the girl mentioned that it is likely you have some experience or knowledge of a condition that some of my pea puffers have developed – some from a young age. The symptom noticed is a red lump on the puffers neck (or throat area) and it starts small and grows quite large. I have tried various medications unsuccessfully. I can’t tell if the issue is a parasite or some kind of bacterial infection.
One of my tanks has about 40 pea puffers in it, 1 adult fish has the issue and at least 3 of the juveniles have it. One of the previous adults had the issue and she passed away recently at only 1 year old. I have noticed that just about all of them seem to be female. (I don’t know if that is relevant).
Can you recommend any specific medications for this issue that i can try?

私はアクアショップのスタッフと話し、私のメスのアベニーパファー(若い頃から発症した病気)について、あなたは何らかの経験や知識を持っている可能性があると聞きました。
症状としてはフグの頭部(または喉の部分) にできる赤いしこりで、最初は小さく、その後かなり大きくなります。
私はさまざまな薬を試しましたが 問題が寄生虫によるものなのか、それともある種の細菌感染によるものなのかはわかりません。

私の水槽の1本に約40匹のアベニーパファーがいますが、成魚 1 匹にこの問題があり、幼魚のうち少なくとも 3 匹に症状があります。
以前の成魚の一人もこの問題を抱えており、そのメスは最近わずか 1 歳で亡くなりました。 ほぼ全匹がメスであることに気づきました。 (それが関係あるかどうかはわかりません)。
この問題に対して試してみることのできる具体的な薬をお勧めできますか?
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Q:
C. travancoricus has been identified with red tumors under the jaw. It can occur in males as well as females.
The cause has not been identified, but it has recently been discovered that a component in betel nut powder may alleviate the symptoms.
Change the water once a week and add 1g of betel nut powder per 10 liters each time.
Betel nut powder is also used as a deworming medicine for humans.

C.travancoricusの顎の下辺りに出来る赤い腫瘍は確認されています。メスだけではなくオスにも発症する事はあります。
原因は特定されていませんが、ビンロウヤシの粉の成分がその症状を緩和する可能性があるのではないかと最近解かってきました。
1週間に1度水換えをして、その都度、ビンロウヤシの粉を10㍑あたり1g投与します。
ビンロウヤシの粉は人用の虫下しの薬としても利用されています。


追記:
Q:
Thank you kindly for your response. I have been trying to find Betel Nut powder but it appears to be illegal
in Australia. Since my email to you in May , i have around 30 or so pea puffers with the same problem now.
Some have already died from it. Have you known of any successful testing of Betel nut 'leaf' as an alternative
for me to try?
As you can see by the number of my affected fish , this is becoming quite a major issue for my Pea Puffers.
I appreciate any further assistance /suggestions you have.

ご回答ありがとうございます。ビンロウヤシの粉末を見つけようとしているのですが、オーストラリアでは違法なようです。現在30匹ほどのアベニーパファーが同じ問題を抱えています。
何匹かはすでに死んでしまいました。代用品としてビンロウヤシの "葉 "のテストに成功したものをご存知ですか?また試したことがありますか?
罹患魚の数でお分かりのように、これは私のアベニーパファーにとってかなり大きな問題になりつつあります。よろしくお願いします。

A:
In Japan, on the other hand, it is difficult to obtain leaves.
The leaves are probably not very effective and cannot be used as a treatment.

Finding new treatments takes time and money. We are currently experimenting with new reagents.

一方、日本では葉の入手が難しい。
葉はおそらくあまり効果がなく、治療には使えない。

新しい治療法を見つけるには時間とお金がかかる。私たちは現在、新しい試薬を試しているところです。

回答に満足されましたら任意ですがコーヒー代くらいの募金をお願いしております。
DeepL翻訳などを使う経費として使わせて頂きたいと思います。

If you are satisfied with the answers, we ask for a voluntary donation of about the cost of a cup of coffee.
We would like to use the money to cover the cost of using DeepL translations, etc.

〔 3176文字 〕 編集

Q&A0148:アベニーパファーの腫瘍

No. 148 , アベニーパファー,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
我が家のアベニーパファーで目の際が白くかさぶたみたいになっている子がいます。
2ヶ月程前からあったのですが、最初は小さく噛まれたのな?位でしたが、段々範囲が大きくなってきてこのままでは目まで侵食してしまうのではと心配です。
食欲は旺盛でとても元気に泳いでいます。
綿棒などでとってあげた方がいいのか、もしくは薬浴等をした方がいいのか迷っています。
水温は26℃を保っており、エアレーションも常にしております。
35匹ほどのアベニーパファーと混泳させておりますが、この様な症状の子はこの子だけです。
なにかできることはありますでしょうか?
個人的な相談で大変恐縮です。
画像も送信しますので、なにか分かれば幸いです。
宜しくお願い致します。
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A:
見たところ腫瘍のようです。悪性か良性かはわかりませんが、放置すると腫瘍はどんどん大きくなり生体にも良くないと思います。
よって切除したほうが良いと思います。
切除にはプラモデル用のモデラーズナイフなどを使うと切除しやすいと思います。
白い部分を切除して穿(ほじく)り出す感じです。出来る限り白い部分を残さないほうが良いと思います。
切除しても血液はほとんど出ないと思いますので、ご安心ください。

切除後は、ヨウ素などで傷跡を殺菌、腫瘍の再発を抑えるために水槽にビワの種の粉末を入れます。
水槽にうっすら色が着くぐらいビワの種の粉末を入れます。水換えの度に行います。
ただ私もまだ検証しておらず、不確定な治療方法ですので無理にお勧めはしません。
ビワの種に含まれるアミグダリンという成分を使った治療方法になります。
ビワの種の粉末がない場合は杏の種でも代用できます。杏の種は、杏仁豆腐の原材料にもなっています。

◆切開しない場合の腫瘍の治療法
乾燥した琵琶の葉を、腫瘍が出来たフグの水槽に水量10㍑あたり1枚ほど常時入れておきます。(なければ琵琶の葉茶で代用可能)
あとはフグにアミグダリンを服用させなければいけないのですが、北杏の種子の乾燥スライスを5枚ほど少量の水に数時間浸し白く白濁させます。その白濁した水の中にイトミミズを一晩入れておきイトミミズにアミグダリンを吸収させます。
アミグダリンを吸収させたイトミミズを腫瘍のできたフグに与える事で間接的に摂取させる事が可能です。
北杏と南杏を販売していますが、アミグダリンをより多く含む北杏をおすすめします。

北杏の種子の乾燥スライス
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〔 1047文字 〕 編集

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Q:
インドシナレオパードパファーのことで教えていただきたいことがあり、連絡いたしました。

うちのおもちなのですが、土管のなかでお尻が上がった状態になり、動きが急に減りました。
写真ではだいぶ下まで降りていますが、さっきまでお尻が完全に土管の天井までついていました。
最近あまり糞が出ていなかったこともあり、消化不良かなと思うのですが、飼育年数のこともありどういった対応が最善なのか悩んでいます。
フィルターを昨日掃除したばかりで、水温は28度をずっと維持しています。
食事は昨夜、カーニバル4、プレデター4、クリル2を食べました。
食事の際は水面まで上がって来るほど元気で、昼間もいつも通りでした。
体に傷などはありません。
覚悟をする日が来たのかとも思いますが、出来る限りのことをしてあげたいと思っています。
大変申し訳無いのですが、何か私達にできることがあれば教えていただけないでしょうか?
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A:
3点ほど原因が考えられます。

カーニバルのような浮遊性のある餌には空気が沢山含まれており、うまく空気が出せないとこのような状態になります。
食べるときに空気を吐き出したり、おならとして出ますが、それがきちんと出来ないとこのような状態になります。
浮遊性のカーニバルを沈下性のキャットに変えるなどして対策します。

パオ属が抱卵するとこのような状態になる事があります。メスだけでも産卵し、産むとまた普段通りに戻ります。
抱卵が原因なら2週間ほどで産卵に至ると思います。

酸化した飼料を与え続ける事により腸内にガスが溜まることがあります。対策としましては、飼料を出来るだけ酸化させないよう真空容器などを使って保存し、真空容器から出した飼料は1週間以内に使い切るようにします。

今は水換えの頻度や量を増やし、エアレーションをやや強めにして様子を見るしかないかと思います。

〔 825文字 〕 編集

Q&A0153:インドトパーズパファーの白いモヤモヤ

No. 154 , 病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
インドマミズフグ2匹を飼っています。買ったばかりです。
質問が2点あります。

1. 1匹の左目に白いモヤモヤがかかっています。
目ヤニみたいな感じです。
これは、問題ないでしょうか?
2.別の1匹のヒレが欠けていて、白い点があります。
病気でしょうか?
それとも仲間にかじられた跡でしょうか?

※前に飼っていたヤマウツボが2匹連続で体に白いモヤモヤが発生し、で死んだので、心配です。

飼育環境
・買ったばかりです。2日目です。近所のペットショップで買いました。
・60cm水槽
・水温26〜27度程度、週に1回、半分程度交換しています。
・濾過器は、エーハイム2213と上部フィルター
・混泳魚はメチニス

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A:
マミズフグと称されますが、別名インドトパーズパファーはインド、スリランカ、バングラデシュに生息する汽水のフグです。
汽水1/4くらいでの飼育が最適ですので、白いモヤのようなものはストレスからくる感染症だと判断します。
フグの場合、ストレスは同居魚によるものや間違った飼育環境からくる場合が多いので、出来れば単独飼育にして塩分が入った環境に移してあげれば
初期段階だと3日くらいでモヤは取れると思いますが、放っておくと体中に広がり助からない場合もあります。
治った後は、ろ過が立ち上がった汽水の落ち着いた環境を作ったところに入れてあげれば再発もないかと思います。

〔 626文字 〕 編集

Q&A0157:ショウテデニィの目の白濁

No. 157 , ショウテデニィ,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
ショウテデニィの瞳に曇りがあります。両目眼球の外側にかさぶたのように覆い被さってます。症例や治癒方法などご教示いただけると助かります。
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A:
最初は流木か何かで目を傷つけたのでは?という推測をしていましたが、両目ということもあり、青色LEDによる青色光網膜傷害によって細胞が白濁したためではないかと推測します。
ショウテデニィは岩穴の暗いところに生息しているフグですので、強すぎる照明、特に青色LEDを照射せず、やや暗めの照明で飼育してみてはいかがでしょうか?
治療方法は、当分青色LEDは使わず照明を暗くして自然回復させるしか方法はないと思います。

〔 304文字 〕 編集

Q&A0158:メコンフグの白雲病

No. 158 , メコンフグ,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
My Pao abei has become sick I think and I don’t know what to do. I hope you can help me.
A few weeks ago she developed a little white spot above her snout, yet it has developed so far that the white is occupying her entire head.
I have never seen this before and normal treatments don’t solve the problem.
Do you perhaps know what to do and are willing to help me?
Greetings,

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A:
In Japan, this condition is called Shirakumo disease, also known as Costia or Chilodonella disease.
Costia (Costia necatrix) or Chilodonella (Chilodonella) is a medical condition that infects pufferfish when they become ill due to stress or other factors.
It can also be transmitted by a drop in water temperature or deterioration of water quality.
The disease often occurs when a heater is not installed during the change of season or when the temperature is easily changed.
Treatment includes salt water baths and methylene blue, which is used to treat white spot disease.
It is also important to treat the water temperature and water quality deterioration that caused the stress.

日本では、白雲病と呼ばれている症状で、Costia症やChilodonella症とも呼ばれます。
フグがストレスなどで体調を崩したときにコスティア(Costia necatrix)やキロドネラ(Chilodonella)が感染する病状です。
水温低下や水質悪化などでも感染します。
季節の変わり目など気温が変わり易い時期にヒーターを設置していない場合によく発症します。
治療は塩水浴や白点病などを治療するときに使うメチレンブルーなどを使います。
またストレスの原因となった水温や水質悪化などを直す事も大切です。

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〔 1613文字 〕 編集

Q&A0159:インドトパーズパファーの拒食

No. 159 , 病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
飼っているインドマミズフグですが、3匹のうちの1匹が、ここ3日ほどエサを食べず、底であまり動きません。
他の2匹は元気です。
塩は若干入れてます。
pHは、7.2です(デジタル計)

以下、情報となります。
よろしくお願い致します。

飼育期間 2ヶ月
病気の症状 水槽の底であまり動かない。餌も3日食べていない。(普段、出張しており、妻がエサをあげてるので、もっと以前から食べてないかもしれません)
pH 7.2
アンモニア、硝酸、亜硝酸の値 添付参照ください。
水槽の大きさ 40cm
水温、水換えの頻度と量 26度、水換え 週一回 水槽の半分程度
使っている濾過器の種類 エーハイム2211
混泳魚の有無(種類と数) 同種3匹 10cm程度

【追記】
塩は、添付のを37g程度入れてます。(水25Lに対して)
因みに前のショップでは、純淡水だったそうです。
ただ、少し塩を入れても良いかもとのことでした。
一度、人工海水で4分の1の汽水を作ったら、少し苦しがったので、このくらいの塩を入れてます。

餌は、朝が3匹に対してクリル3〜6匹、赤虫1ケースです。
夕方も3匹に対して、クリル1〜3匹、赤虫1ケースです。

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A:
拒食の原因は塩分と餌にありそうです。
まず塩分ですが、今の塩分ではほとんど淡水と変わりません。海水1/4程度で飼育されることをお勧めします。
ただ急に塩分を濃くするとバクテリアが死んでしまいますので、水換えの度に塩分を増やし徐々に海水1/4に近付けていってください。

インドトパーズパファーは幼魚がよく淡水域で捕獲されるため、マミズフグという名称で輸入されますが、本来は淡水と汽水域を行き来するフグですので長期飼育には塩分が必要です。
またGoogleで検索をしたところ、淡水でも大丈夫といった間違った情報が沢山検索されますが、情報を鵜呑みにしない事が大切です。
塩分濃度は海水で飼育している方もいますが、海水1/4程度の汽水が丁度良いと思います。

餌に関しては今のままですと、他の個体も徐々に元気がなくなって同じように拒食すると思います。
原因は餌の栄養不足です。乾燥クリルとアカムシは汽水魚であるインドトパーズパファーには必要な栄養がまったく含まれていないためです。
必要な栄養とはDHAです。淡水魚はDHAを体内で生成する機能を持っているのですが、海水魚・汽水魚にはこの機能がないため(弱いため)、餌からDHAを摂取するしか方法がないので、その栄養が不足すると拒食したり突然死する場合があります。
DHAを摂取させるためには海水魚用の人工飼料を、それを食べない場合は冷凍エビや冷凍クリル(冷凍スジエビもDHAは豊富です。)を与える必要があります。
また各種ビタミンも必要になりますので、冷凍エビを解凍する際に液状のビタミンを浸み込ませてから与えると良いでしょう。
私は生桜エビをインドトパーズパファーに与えていましたが近年は桜エビの不漁により値段は高騰してしまい餌としては不適切になってしまいました。

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〔 1374文字 〕 編集

Q&A0163:ショウテデニィのヒレに異変

No. 163 , ショウテデニィ,病気 , by 管理者 Icon of sprite
20210729204001-sprite.jpg

Q:
今朝気付きましたが1匹ヒレが白く?かじられた?ようになってる子がいますがこれはこのまま飼育しても大丈夫でしょうか?サテライトに移して様子を見た方が良い、または何か薬が必要でしょうか?

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尾ビレを広げた時に小さい穴?も3つくらいあるようです。こちらは写真を撮ることが出来ませんでした。
改善点などあればお願い致します。

1.飼育期間
2.病気の症状(外傷がある場合は出来るだけ鮮明な患部の写真)
3.pH、アンモニア、硝酸、亜硝酸の値
4.水槽の大きさ
5.水温、水換えの頻度と量
6.使っている濾過器の種類
7.混泳魚の有無(種類と数)

1.3週間
2.左ヒレに欠け・白く変色、尾ビレを広げた時に小さい穴?が3つくらいあります。
3.テトラ6in1にてpH6.0、硝酸0.0、亜硝酸値0.0、総硬度1.3、炭酸塩硬度6.2、塩素0.0、二酸化炭素230.6です。すみませんアンモニアは分からないです。必要であれば検査紙準備して測定いたします。常時エアレーションしていますが二酸化炭素濃度が高くて驚きました。
4.30cmキューブ水槽
5.水温27.0、週に1回1/2〜1/3
6.エーハイム2213
7.オトシンネグロ3匹、ショウテデニィ2匹

A:
ショウテデニィ同士の混泳の場合は繁殖行動や縄張り争いで同様の症状になる事があります。特に生後2年目以降の繁殖行動中の喧嘩は相手を殺してしまう場合もあるので注意が必要です。体当たりを繰り返し相手の鰭や皮膚などを齧り取ります。
もし喧嘩が原因の場合は2匹を隔離し、写真のような怪我であれば水換えを多めに清潔にした環境で休ませてやると自然治癒すると思います。

水槽データを拝見しましたが、pHはやや低めですのでpH6.5以下にならないよう気を付けます。ショウテデニィの生息地の環境についてはこちらをご参照ください。
ショウテデニィは酸素を多く含む水を好むため、二酸化炭素の多い水槽ではストレスを感じているのではないかと思います。
治療には写真の症状を拝見したところ、観パラDグリーンFゴールドなどが有効かと思います。
ただ、治療しても環境にストレスを感じるようでしたらまた同じ病気になりますので、治療だけではなくショウテデニィに適した環境を整える事が大切です。
また治療は水槽やサテライトでも出来ますが、私は薬剤を使用する際には水槽では行わず治療バケツに隔離して行っています。ご判断はご本人にお任せ致しますが、バケツのほうが治療が上手くいく場合が多いです。

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〔 1180文字 〕 編集

Q&A0164:ミウルスの肌の出来物

No. 164 , ミウルス,病気 , by 管理者 Icon of sprite
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Q:
実家で飼育しているミウルスに出来物のようなものを発見しました。
化膿したニキビのようで痛々しいのでできる限り治したいです。

飼育期間…2年程
病気の症状…顔の周辺に2箇所の出来物
水質…中性、アンモニア等は未検出
水槽の大きさ…40×20×30
水温…24~26℃
水換えの頻度…週に1回
濾過器…GEXコーナーパワーフィルター
混泳魚…なし
餌…クリルを毎日与えていた模様
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A:
おそらく砂に潜る際に出来た傷に雑菌が入り皮膚荒れになったのだと思います。また与えられている餌がクリルだけというのも問題です。ビタミンを与えていないと免疫力の低下が起こり、傷の治りも遅くなってしまいます。

どのような砂を使っておられるのか書かれていないのでわかりませんが、砂の種類によっては角が尖っているものがあり、そういった砂は潜るフグには適しませんのでご注意ください。パウダー状のもの、または先が尖っていない丸みを帯びた砂を使う必要があります。

もし砂の種類が適さない場合、ミウルスが潜ってこれ以上傷つかないように原因である砂をすべて取り除きベアタンクにして潜れないようにするのも有効です。砂がなければ傷の治りも早くなります。ただ環境の変化と砂に潜れないストレスで餌を受け付けなくなる場合もあるので注意が必要です。砂を取り除くかどうかの判断はお任せします。

肌荒れがなかなか治らない原因は、クリルしか与えられていないためかと思われます。クリルをあげたい場合は、ビタミン液に浸してから与えることでビタミン不足が改善され、傷の治りも早くなり免疫力もつくかと思います。

傷の治療方法ですが、傷口に綿棒に染み込ませたヨウ素などを塗布して直接殺菌、水換え頻度を多めにして水槽内を清潔にすれば自然に治っていくと思います。ヨウ素を塗布する際にはエラや口内には入らないようにご注意ください。

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〔 901文字 〕 編集

Q&A0165:ファハカ、カビによる感染症

No. 165 , ファハカ,ムブ,病気 , by 管理者 Icon of sprite
20210729204953-sprite.jpg
Q:
背中の剥げが気になっています…
よろしくお願いします

1.2年半
2.倒れて動かない。1匹目、2匹目も背中の部分が剥げている。
3.ph7.6 アンモニア不明 硝酸50mg/l 亜硝酸0.61mg/l
4.60センチ水槽
5.グランデ600
6.テトラオドン・ファハカ2匹、サイアミーズフライングフォックス1匹
20231206102718-sprite.jpg20231206102950-sprite.jpg

A:
おそらくカビによる感染症だと思います。
治療はファハカをネットで掬い、背中だけを水面に出して綿棒でヨウ素を塗ります。ヨウ素が手に入らない場合は薬局で販売しているのどの殺菌消毒に使うスプレーでも代用できます。
ヨウ素が口の中や鰓に直接垂れないよう気を付けます。
一回塗って三日ほど様子を見て、治らないようでしたらまた塗る感じで良いと思います。

治療後は水換え回数を週3回くらいに増やし、濾過材を掃除したり、いらないオブジェクトなどがあれば取り出し、水槽底面なども綺麗に掃除して水槽内を清潔に保ちます。
汚泥などもできるだけ吸い取るように心がけます。
換水の量は、一度に水槽の水の1/4量ぐらいが良いかと思います。

出来れば治療中は他の魚は隔離し、複数の場合はセパレーターなどで仕切り、単独状態にします。
2カ月もすれば改善すると思います。
また免疫をつけさせるため、餌にはビタミンを添加して与えます。


20231206112123-sprite.png
https://youtu.be/LAAtEqM46vc
ショウテデニィの同じ症状を治療する動画がありますので参考にしてください。


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〔 750文字 〕 編集

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